「1969年以来、当店はスピリットを切らしております」というウェイターの客に対する答え。そう、あまりにも有名なイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」の一節です。この作品の作者であるドン・ヘンリーは「現代文明が犯した過ちを歌った作品」と説明しています。この曲が収録されているアルバム『ホテル・カリフォルニア』のカヴァーは、実際に存在するビバリーヒルズ・ホテル&バンガローの写真を使用したものです。本物のホテル・カリフォルニアは荒涼としたメキシコの地にあります。

この年、ロックはますます巨大産業となり、レコードの売り上げ枚数を表すゴールド・ディスクの上にプラチナ・ディスクという表現が追加されました。それを証明するように何百万枚という売り上げを記録する作品が多数発表されました。

そういう中でも新しいロックのうねりは着実に一歩ずつ前進していました。セックス・ピストルズのデビューをはじめとしてポリス、U2、カーズなどが活動を開始していました。それとは逆にビッグ・ネームの解散も相次ぎました。ディープ・パープル、ザ・バンド、グランド・ファンク・レイルロード、それぞれイギリスやアメリカを象徴するバンドが解散を余儀なくされたのでした。

元ヤードバーズのキース・レルフが自宅で感電死するという事故がおきます。前年に傑作の 『 アルマゲドン』を発表し再出発を計ろうとしていた矢先の出来事でした。そして、60年代からロック=ドラッグといわれ何人もの命を奪ってきた麻薬による死も相次ぎました。元フリーでバック・ストリート・クロウラーのポール・コゾフ、ユーライア・ヒープのベーシスト:ゲイリー・セイン、ディープ・パープル解散後は昔の仲間とともに積極的なライヴ活動をしていたトミー・ボーリン、悲しい出来事であるとともにこれからの活躍が見られなくなったのは大変悲しいことでした。

また、ロックの基礎となったブルースの世界でも偉大な人物がなくなりました。大御所的なハウリン・ウルフ(65)、ギタリストでありハーピストだったジミー・リード(50)、三大キングの一人フレディ・キングなどロック・アーティストに多大な影響を与えてくれた人たちでした。


1976年の歴史的・私的名盤

私的なジャンル分けですが、参考までに: ハード系、 プログレ系、 ポップス系、 ロック系、 フュージョン系


EAGLES
HOTEL CALIFORNIA
ロック・ファンならずとも知っているタイトル曲によって歴史的名盤と呼ばれるにいたった作品。急激に変化しようとしているロック産業に疑問を投げかけるとともに自分たちの心(スピリット)にも「ロックとは何なのか」と言う事を問いかけているのではないでしょうか。
DOOBIE BROTHERS
TAKIN' IT TO THE STREET
ジャケット同様、都会的になったセンス抜群の作品です。トム・ジョンストンが病気により1曲のみの参加というのも大きいですが、M.マクドナルドの作曲への貢献?とキーボードが前面に出ているためでしょう。荒馬時代が懐かしく思えます。
STEELY DAN
THE ROYAL SCAM
殆どグループとは呼べない状況ですが、私的には最高傑作だと思っている作品です。切れ味鋭いスティーリー・ダンの世界を堪能してください。
DISCOGRAPHYはこちら

RETURN TO FOREVER
THE ROMANTIC WARRIOR
チック・コリア率いる超絶技巧集団の傑作フュージョン作品です。新加入のギタリスト:アル・ディ・メオラのロック的なアプローチが素敵です。もちろんエレクトリックばかりでなくアコースティックで迫るタイトル曲など、ジャズが苦手な方にも十分聴き応えがあると思います。C.コリアだけでなくメンバーそれぞれが提供した作品で構成されており、ロックに負けない力強さと美しいメロディなどが堪能できます。
STANLEY CLAKE
SCHOOL DAYS
RTF(←)のベーシストである彼のファンキーかつダイナミックな演奏が楽しめる作品です。ジョージ・デュークなどフュージョン界を代表するゲストの活躍も素敵ですよ。
AL Di MEOLA
LAND OF THE MIDNIGHT SUN
RTF(←)のギタリストであるディ・メオラのソロ作品。ラテンからクラシックまで雄大かつダイナミックなギター・テクのオンパレード。こちらもフュージョン界を代表するサポート・メンバーが凄いです。

ROBIN TROWER
LIVE
ジミ・ヘンドリクスを継承するギタリストという名に恥じないパワフルな作品です。ドラム、ベース、ギターという最少人数によるバンド構成ですが、大観衆を魅了する壮絶なバトルは圧巻です。エフェクト処理を多用したギターの多彩な音色や叙情的なメロディなど、ブルース・ロックを聴きやすくのりやすく表現してくれています。
PETER FRAMPTON
FRAMPTON COMES ALIVE!
トーキング・モジュレーターを乱用?した楽しめる作品。ポップなスタイルを確立し1200万枚のビッグセールスを記録した作品でもあります。その影には年300回に及ぶステージがありました。
JOE WALSH
YOU CAN'T ARGUE WITH A SICK MIND
ジェームズ・ギャング時代からソロの作品をその後加入するイーグルスのメンバーたちと痛快に聴かせてくれます。
詳しくはこちら Weekly Pickup 035

AEROSMITH
ROCKS
倉庫に機材を持ち込んで録音した作品。冒頭の「バック・イン・ザ・サドル」に代表されるようにとてつもなくヘヴィでダークな作品に仕上がりました。初期エアロの代表作でプラチナ・アルバムを獲得しています。シングル・ヒットした「ラスト・チャイルド」にみられるようにファンクの要素なども巧みに取り入れ貫禄さえも感じます。もちろん、スピーディなハードR&Rも健在です。
KISS
DESTROYER
アリス・クーパーで有名なプロデューサーのボブ・エズリンとのコンビが最高な形で実った作品。派手なメイクとは裏腹にR&Rをベースにした多彩なサウンド・メイクが楽しめます。
QUEEN
A DAY AT THE RACE
前作と比べると地味な感じがするのは否めませんが、リラックスした雰囲気が伝わってくる好作品です。フレディのピアノが大きくフィーチャーされていて癒しの効果も抜群。

BOZ SCAGGS
SILK DEGREES
後にTOTOを結成することとなるメンバーを中心にしたバックと極上のAOR作品を作ってしまいました。スティーヴ・ミラー・バンド時代やデュアン・アールマンとの初ソロ作品からすれば完全な方向転換、新しいファン層を獲得したものの昔のファンは離れていきました。しかし、この時代を代表する作品であることと作品の完成度の高さは類まれなものがあります。
BILLY JOEL
TURNSTILES
まだまだ若さは感じられるものの、ビリー・ジョエル節ともいえる独特の雰囲気が確立されようとしている時期の作品で名曲「ニューヨークの想い」を含んでいます。
DARYL HALL & JOHN OATES
BIGER THAN BOTH OF US
「リッチ・ガール」が全米ナンバー・ワンになりナンバー・ワン・ディオの地位を確立した作品です。ソウル・フルな作品は単なるAORとの一線を画するものです。

JEFF BECK
WIRED
前作『ブロウ・バイ・ブロウ』からさらにエスカレートしたギター・インストの最高峰に君臨する作品です。マックス・ミドルトン、ヤン・ハマーのピアノやシンセサイザーとナラダ・マイケル・ウォルデンのドラムにレス・ポールとストラトキャスターのサウンドを使い分けて録音されているギターが融合したときフュージョンを超えたサウンドが出現します。兎に角凄い。 DISCOGRAPHY
ERIC CLAPTON
NO REASON TO CRY
かなり地味ではありますが、アメリカのルーツ・ロック志向が強い作品です。ボブ・ディラン、ザ・バンドのメンバー、ジェシ・デイヴィスなどが好客演しています。
LED ZEPPELIN
PRESENCE
メロトロンなどのキーボード群を排除しギター・オーケストレーションによりハード・エッジなハード・ロックを作ってくれました。
詳しくはこちら

FIREFALL
FIREFALL
フライング・ブリトー・ブラザースなどで活躍していたリック・ロバーツを中心にコロラドで結成されたグループのデビュー作品です。ウエスト・コースト・サウンドの爽やかなコーラスや美しいメロディにドラマティックな展開、名曲がたくさん詰まった宝石箱のようなアルバムです。
詳しくはこちら
SILVER
SILVER
バーニー・レドンの弟が在籍していたという話題性などは関係ない美しい作品です。チョット遅れたせいでウエスト・コーストを代表するバンドにはなりませんでしたが佳曲揃いです。
JACKSON BROWN
THE PRETENDER
ローウェル・ジョージなどの屈強なバック陣をサポートに黄昏ていくアメリカを切々と歌います。イーグルスの『ホテル…』がなければこの作品がクローズ・アップされていたはず。

GEORGE BENSON
BREEZIN
ウェス・モンゴメリーの再来といわれたジャズ界の名ギタリストジョージ・ベンソンの初フュージョン作品です。フュージョン作品としては初めて全米一位を獲得するなど話題になったアルバムですが、レオン・ラッセル作の「マスカレード」では、味のある歌声を披露するなどギタリストとしてだけでなくエンターティナーとしての地位を確立した作品でもあります。
BOB DYLAN
HARD RAIN
75年から76年にかけて行われたツアーの最終公演の模様を伝える作品です。タイトル通りの熱気溢れるディランが、生々しく録音されています。
ROLLING STONES
BLACK & BLUE
ミック・テイラー脱退後初の作品。後にメンバーとなるロン・ウッドなどのサポートを得てファンクにソウルとミック・ジャガーのブラック色が強く出た作品です。

OUTLAWS
LADY IN WATING
南部出身のグループでありながらウエスト・コーストを思わせるバンド:アウトローズのセカンド・アルバムです。美しいコーラスやメロディ、演奏技術は、イーグルスも真っ青というバンドでありながら、注目されることが少なかった悲運のバンドでもあります。ファースト同様カントリー・テイスト溢れる作品群は何度聴いても飽きのこない傑作です。
LYNYRD SKYNYRD
GIMME BACK MY BULLETS
サザン・ロックのグループの中ではハイドラとともにハードなロックを展開するレーナード・スキナード、赤黒のジャケット同様に力強く泥臭いロックを聴かせてくれます。
MARSHAL TUCKER BAND
LONG HARD RIDE
サザン・ロックのバンドとしては一番カントリー・テイストの強いバンドです。軽快な演奏やコーラス・ワークはこの作品でも健在で抜群のバンド・アンサンブルを聴かせてくれます。

RAMONES
RAMONES
楽曲や演奏には、これといって特筆するところはなく革ジャンにジーンズ、デッキシューズというファッションだけが特徴。しかし、この平均2分という短い楽曲の詰まった作品がこの時代を代表する作品としてクローズ・アップされるのは、パンク・ムーヴメントの始まりを象徴するものだからです。以後、20年に渡る活躍をするとは誰も思はなかったでしょう。
RAINBOW
RAINBOW RISING
ヴォーカル以外を総入れ替え、コージー・パウエルを迎えて発表した第二作目。様式美ロックの最高傑作であり、リッチーの活き活きとしたギターが大活躍の作品です。 詳しくはこちら
PAICE ASHTON LOAD
MALICE IN WONDERLAND
パープルのジョン・ロードにイアン・ペイスが旧知のトニー・アシュトンを誘い、ハード・ロックにファンクやジャズの要素を加えて発表した味わい深い大人のロック作品です。詳しくはこちら

JUDAS PRIEST
SAD WINGS OF DESTINY
ヘヴィ・メタルの元祖的存在であるジューダス・プリーストのセカンドです。ハード・ロックがヘヴィ・ロックに発展していく過程が垣間見られるとともに非常にインパクトのある作品です。特に4曲目までのアナログA面の出来は素晴らしい限りです。ツイン・リードのギター・リフにスクリーミングなヴォーカル、ドラマティックな展開などメタルの特徴が十二分に備わっています。メタル・ゴッドとして今なおフォロアーが絶えません。詳しくはこちら
THIN LIZZY
JAILBREAK
彼らのスタジオ作品の代表作。メロディアスな特徴的なツイン・ギターや他界したF・ライノットのヴォーカル、アイリッシュならでは?のハーモニーなど名曲揃いの作品です。
ZZ TOP
TEJAS
快進撃が続くそのままの勢いが封じ込められたハード・ブギの作品。ゴールド・ディスクを獲得するも、年300回を超えるツアーの疲れからか、この後2年間の活動停止をします。

BLUE OYSTER CULT
AGENT OF FORTUNE
若干ながらポップ性を増した作品です。2作目以降歌詞を提供していたパティ・スミスが一曲ではありますがヴォーカル参加しているところにNYパンクに対する意識の現われが感じられます。とはいうものの、ヘヴィなサウンドは期待を裏切るものではなく、どこか都会的な感じがするところも失われてはいません。
FOGHAT
NIGHT SHIFT
相変わらずのフォガット節が気持ちをスカッとさせてくれるハード・ブギ作品です。マンネリズムによる悩みを前作のライヴで解消したかのような感じで、ハードさが増している気がします。
ANGEL
HELLUVA BAND
デビュー作ではキーボードの印象があまりにも強くプログレ的な印象がしましたが、この作品ではギターもガンガン前に出て全体のバランスが良くなりハード・ロック的です。

E.L.O.
A NEW WORLD RECORD
トレード・マーク?となる宇宙船のようなものが始めて描かれた7作目の作品です。グループ自体をスペイシーに印象づける結果となる凄い邦題がつけられたこのアルバム『オーロラの救世主』からは、5曲のシングルヒットが生まれました。この作品で、ジェフ・リンの才能はビートルズの物まねから、それを超えたと評価されるに至ったのです。
GENTLE GIANT
INTEVIEW
プログレの中でも異彩を放つバンドですが、リズムを重視した楽曲群は、スリリングかつドラマティックです。プログレ・ファンでも敬遠しがちですが、卓越した技術はそれを忘れさせてくれます。
GENESIS
WIND AND WUTHERING
パワフルだった前作とは好対照な作品で、F・コリンズの柔和なヴォーカル、M・ラザフォードとS・ハケットのギター・アンサンブルなど美しく心安らぐ作品です。

STEVE MILLER BAND
FLY LIKE AN EAGLE
70年代前後はブルースを基盤としながらもサイケやプログレッシヴな要素を取り入れ実験的な作品が多かったS・ミラーでしたが、ポップ性を増した前作からのヒット曲「ジョーカー」によって一般的なロック・ファンにも認知されるようになりました。良かったのか悪かったのかは本人に聞くしかないようです。
DISCOGRAPHY
LITTLE FEAT
LAST RECORD ALBUM
一般のロック・ファンに比べてアーティストや評論家の評価が高いバンドのタイトル通りのラストじゃない作品。R・ジョージが病のためB・ペイン(kb)が中心ですが、素敵な作品です。
SANTANA
AMIGOS
宗教色の強い作品を発表していたサンタナが周囲の勧めもあって原点回帰して発表した作品です。
詳しくはこちら

TOMMY BOLIN
PRIVATE EYES
ジャケットのセンスの悪さとは正反対な作品です。スタジオ作品としては遺作になった作品でもあります。切れの良い独特なギター・リフやフレーズはもとよりハード・ロックからフュージョンやボサノバまでの幅の広いコンポーザーとしての能力も超一流であることを証明して見せた作品でもあります。
詳しくはこちら
NILS LOFGREN
CRY TOUGH
N・ヤングやB・スプリングスティーンの名脇役的な存在だった彼が、その実力を余すところなく発揮した作品です。ハードにメロウにと足が地に付いたR&Rを聴かせてくれます。
RORY GALLAGHER
CALLING CARD
パープルのR・グローバーをプロデューサーに迎えてハード・ロックに挑戦した作品です。しかし、いいとこ取りで自分の作品に仕上げてしまうのはさすがです。  詳しくはこちら

SWEET
GIVE US A WINK
グラム・ロックも終焉を向かえ、グループのイメージチェンジを計った作品。すべての作品がオリジナルというとこにも意気込みを感じますが、ハードに徹した作品の数々は素晴らしいの一言です。「アクション」「フォックス・オン・ザ・ラン」のヒット曲に代表されるスピーディでキャッチーな作品は、いつ聴いても気持ちをスカッとさせてくれます。
T. REX
FUTURISTIC DRAGON
グラム・ロックのブームが終わってもマーク・ボランはマーク・ボラン。多彩な演出で聴かせてくれるボラン流R&Rは永遠に不滅なのです。
DAVID BOWIE
STATION TO STATION
時代の流れに敏感なボウイらしく前作ではディスコに挑戦。そして今回は、がらっと変わってゴージャスなロックを演出。聴くほうが時代遅れになってしまう。

KANSAS
LEFT OVERTURE
アメリカン・プログレッシヴ・ロックを代表する作品。他のプログレ・バンドと違ってヴォーカル中心の曲が多いため、肩の凝らない高品質のハード・ロック的な感じで聴くことができます。アクセント的に登場するバイオリンも作品にやわらかさを加えているような気がします。この作品を期に大ブレイクしたグループです。後に登場するTOTOやフォリナー的なセンスの良さもも光ってます。
BOSTON
BOSTON
デビュー作として発表されたときの驚きはいまだに忘れません。あまりの凄さのため、凝りに凝ったサウンドは産業ロックの権化とまで揶揄されました。
詳しくはこちら
RUSH
2112
三人でここまでできるのか、と驚いた作品。ハード・ロックなのかプログレなのか、私的には判別不能な作品です。この後の2作を含めてプログレ3部作と一般には呼びます。

RY COODER
CHICKEN SKIN MUSIC
スライド・ギターの名手ライ・クーダーが、それまでのブルースやゴスペルといったルーツ音楽の探求から視野を世界に広げた作品です。ハワイのギタリスト:ギャビー・パピヌイやテックス・メックスのアコーディオン奏者:フラーコ・ヒメネスなどとともにワールド・ミュージックに挑戦し、その力量を遺憾なく発揮しています。
詳しくはこちら
TOM WAITS
SMALL CHAGE
ソング・ライターとしての才能を十二分に開花させ、酔いどれ詩人としてのイメージを確立した4作目の作品です。感動的なアレンジが泣かせてくれます。
BOB SEGER
NIGHT MOVES
ちょぴり南部テイストが感じられるタイトで爽やかなロック作品です。センスの良いタイトル曲をはじめとしてコーラスやピアノにホーンのアレンジにR&B色が感じられます。

DAVE MASON
CERTIFIED LIVE
レイド・バックした作品の発表が続いていましたが、彼がブルース・ギタリストであることを再認識できる素晴らしいアルバムです。ギター・ソロばかりではなくバンドとしてのアンサンブルも十分に楽しめ、会場の雰囲気がそのまま伝わってきます。日本でももっと人気が出てもいいのになぁ。クラプトンとかぶっちゃう印象がマイナスかな。
WINGS
WINGS OVER AMERICA
アメリカ・ツアーの模様をアナログ3枚という大ボリュームで発売。ビートルズ時代の曲なども演奏しています。ポールが一番輝いていた頃だったかも。
LED ZEPPELIN
THE SONG REMAINS THE SAME
映画のサントラ盤として発売された作品ですので、映画のサイケデリックな感じは伝わってきませんが、当時としては唯一の貴重なライヴ作品でした。

STEVIE WONDER
SONGS IN THE KEY OF LIFE
スティービー・ワンダーがポップになる前の最高傑作といわれる作品です。サマザマナメッセージが込められたこの作品は、アナログ3枚のレコードに収められるというボリュームで彼の集大成的な作品です。デューク・エリントンに捧げた「愛するデューク」が全米一位を獲得するなど話題になり、アルバム自体もベスト・セラーになりました。
EARTH WIND & FIRE
SPIRIT
大所帯のファンク・バンドであるEW&Fが、最も脂が乗っていた時期の作品です。ファンキーなリズム隊にホーンセクションがスリリングに絡む痛快この上ない作品です。
THE CRUSADERS
THOSE SOUTHERN KNIGHT
フュージョンの最盛期、ファンキーなサウンドで大人気だった頃の作品です。W・フェルダーのサックス、J・サンプルのキーボードなどセンス溢れるサウンドが楽しめる一枚です。

PATRIC MORAZ
THE STORY OF I
イエス加入後に発表されたソロ作品です。卓越したパーカッシヴなキーボードによるコンセプト・アルバムです。ラテン色の強い作品ですが曲の展開、構成など素晴らしい作品です。この作品の評価の高さは、彼をイエス脱退へと導きムーディ・ブルースでの成功へと繋がっていきます。
ALAN WHITE
RAMSHACKLED
さすがにセッション・ドラマーとして活躍してきた人らしく、アフロのリズムを強調した作品やブリティッシュ色の濃い作品など盛りだくさん。
詳しくはこちら
JOURNEY
LOOK INTO THE FUTURE
ジャーニーの作品の中ではもっともハードロック的な感じのする作品です。ヴォーカルとギターのバランスも最高でバンドとしてもまとまりが感じられるようになった作品です。