DISCOGRAPHY 007 STEVE MILLER |
DISCOGRAPHYは、70年代を中心にしたロック・アーティストを紹介しています |
CHILDREN OF THE FUTURE(1968) | SAILOR(1968) | BRAVE NEW WORLD(1969) | YOUR SAVING GRACE(1969) |
![]() ボズ・スキャッグス、ロニー・ターナー、ジム・ピーターマン、ティム・デイヴィスによるグループとしてのデビュー・アルバム。アーバン・ブルースを基調としながらも実験的要素が多く、初期のプログレ・バンドのような印象を受けます。あまり指示を受ける事は無く、全米134位に終る。プロデュースは、後にイーグルスを手掛けるグリン・ジョーンズ。 |
![]() 全米のチャートで24位まで上昇した出世作。前作よりもロック色も強めた作品で聴き易さが増しています。船乗り「SAILOR」を主題にしたコンセプチュアルな作品です。当時の音楽の縮図を見るような感じがします。後半のスティーヴ・ミラーの独自の解釈によるブルースの展開は鳥肌ものです。残念ながら、このアルバムを最後にボズが脱退。 |
![]() ボズ・スキャッグスとジム・ピーターマンがグループを去り3人組になって発表した作品。なんとゲストにポール・マッカートニーやニッキー・ホプキンスらが参加。3人組になったせいで、これまではどちらかというと控えめだったミラーのギターが前面に出てきていてたいとになった感じもします。全米22位。 |
![]() 前作同様にメンバー3人にニッキー・ホプキンスなどのゲストを迎えての4作目。とくに、ニッキー・ホプキンスをフィーチャーした「ベイビーズ・ハウス」は、8分におよぶ大作でスティーブ・ミラーの魅力のすべてが堪能できます。サイケデリックに代表されるサンフランシスコの混沌としたロックの世界が広がっています。 |
NUMBER 5(1970) | JOKER(1973) | FLY LIKE AN EAGLE(1976) | BOOK OF DREAMS(1977) |
![]() ニッキー・ホプキンス、リーマイケルスを迎えてのナッシュビル録音。当然、ナッシュビルの技術集団エリアコード615のメンバーであるチャーリー・マッコイ、バディー・スパイカーなどが参加しています。そうなれば、何でもありの世界。南部の泥臭さを意識した曲やテックス・メックスなども披露し余裕すら感じられるアルバムです。全米23位。 |
![]() スティーヴ・ミラーにとって分岐点になった作品です。この後、ポップで親しみ易い音楽を提供してくれるわけですが、その出発点になった作品であるとともに、ブルースをベースにしたタイトなサウンドはそのまま残り昔からのファンにも十分納得のいく作品です。ファンキーな曲も披露するなど、これまでの実験的な部分が実を結んだ傑作です。 |
![]() キャピトルとの契約が難航し2年半ぶりにリリースされた本作は、前作の延長線上にある作品ですが、シンセサイザーの導入などにより、さらに親しみ易くなりキャッチーなナンバーが目立ちます。このバンドを聴いてみようと思われる方には入門編として最適だと思います。私的には、ブルース・ハープ奏者のジェームス・コットンをフィーチャーした3曲がお気に入りです。もちろんヒットした3曲も好きですが。 |
![]() スティーヴ・ミラー節が、更なる発展をした作品です。熱くなりすぎる事のないクールなスティーブのヴォーカルとギターが印象的です。クリームっぽいアプローチの「ジェット・エアライナー」や、これぞまさしくスティーヴ・ミラーといえる「ジャングル・ラヴ」など佳曲ぞろいです。 |
CIRCLE OF LOVE(1981) | ABRACADABRA(1982) | LIVING IN THE 20TH CENTURY(1988) | BORN 2B BLUE(1988) |
![]() これまでも時折見られたファンキーな面が、後半すべてを使った曲の前面に出た作品で賛否両論を呼んだ作品。前半は、キャッチーでラフな曲が並んでいますので、そのギャップが面白くもありますがチョットとっつきにくいかもしれません。いろいろと実験するのは、この人の癖だからしょうがない。 |
![]() 起死回生、プラチナ・ディスクに輝いた傑作です。全米ナンバー1に輝いたタイトル曲に代表されるシンプルなリズムと効果的に使われているシンセサイザー、クールなヴォーカルが、何とも不思議な世界を見せてくれます。 |
![]() グループ結成20周年を記念してリリースされた作品です。とは言うものの、メンバーが固定しているわけではないので自分に対する節目ということなんでしょう。半分がカヴァー曲というのも、もう一度自分のやりたいことを見つめ直すという意味があるのではないでしょうか。 |
![]() スティーヴ・ミラーには珍しく収録曲すべてがカヴァー曲で構成されています。この作品でのスティーブは、ジャズ系のナンバーが多いこともあり、ブルーステイストは控えめで、繊細な演奏に力を入れているような感じがします。ジャケットからしてジャズっぽいです。 |
THE BEST OF 1968〜1973 | GREATEST HITS 1974〜1978 | LIVE !(1983) | WILD RIVER(1993) |
![]() 前期のヒット曲集。スティーヴ・ミラー・バンドの発展を知るには打って付けの一枚です。 |
![]() スティーヴ・ミラー・バンド後期のヒット曲集。未体験の方の入門には最適です。 |
![]() ブルースに根ざしたスティーヴ・ミラーのギターを堪能できるライヴ・アルバム。ヒット曲のオンパレードなので飽きることなくバンドになじむことが出来ます。 |
![]() 7年ぶりの作品ですが、全盛期同様の作品の出来です。しかも、スティーヴ・ミラーのギターが、以前にも増して元気になって帰ってきました。「オール・ユア・ラヴ」での渋いブルース・ギターには感動です。 |