| WEEKLY PICKUP 039 LITTLE FEAT |
| WEEKLY PICKUPは、70年代を中心にしたロックの埋もれそうな名盤・迷盤を紹介しています |
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ご存知?ローエル・ジョージ率いるリトル・フィートのデビュー・アルバムです。東のザ・バンド、西のリトル・フィートと一部の良識あるリスナーや評論家に評価されながら、これといったヒット曲もないし、一般的なロックの雑誌で話題になることもない、不幸な名盤なのです。さらに、このアルバムはすばらしい出来であるにもかかわらず日本盤の発売も見送られたのです。ウエスト・コーストのグループでありながら南部のブルース、R&B、カントリーといった音楽を巧みに取り入れて、ローエル・ジョージのスライド・ギターを中心に展開されていく曲は、ザ・バンドよりもアメリカン・ルーツ・ロック密着型なのです。(そういえば、ザ・バンドの純粋なアメリカ人は一人だけだった。) リトル・フィートといえば、『セイリン・シューズ』、『ディキシー・チキン』、『ザ・ラスト・レコード・アルバム(最後の作品ではありません)』など2枚目以降が話題になることが多く、この作品が紹介されることは極稀です。しかし、リトル・フィートとりわけローエル・ジョージのファンにとってこの作品ほどローエル・ジョージがギターを弾きまくっている作品はないのです。洗練された作品は3枚目以降に譲るとして、ずっしり重たいリズムと地を這うようなギターは、2枚目までしか味わうことは出来ません。 とりわけ何が凄い!と言うような作品ではないのですが(リトル・フィートのファンの方ゴメンナサイ)、シンプルな作品の中にバンドの魅力をはっきり見て取れるアルバムなのです。凝った作りは一切なし、シンプル・イズ・ベスト! どっしりと重たいドラムに被さるようにスライド・ギターが唸りをあげる、そこにビル・ペインの小気味良いピアノ、どっぷり南部色の曲からアルバムはスタートします。途中に入るホーンも控えめではありますが、効果的です。ファズのかかったギターが印象的な�△紡海���は、いなくなる彼女への思いを歌ったカントリー・ブルース的なアプローチの曲、ローエルの声と叙情的なビルのピアノが泣かせてくれます。ストリングスがドラマティックに盛り上げる�い紡海い討蓮▲螢鵐澄Ε蹈鵐轡絅織奪箸覆匹縫�ヴァーされた名曲「ウィリン」。ライ・クーダーの協力で味わい深い作品に仕上がっています。 ローエル・ジョージのギターと歌をフィーチャーしたご機嫌な曲で後半は始まります。続いてブルースの�А▲蹇璽┘襪僚造だ爾�かっこいいR&B(ストーンズ風でもあります)の�┐搬海�カントリー・バラードの��では男の断ち切れない思いを切なく歌ってくれます。ビルのピアノを中心にしたフォーク調の��では、ストリングスが落ち着きを与えてくれます。バラエティに富んだアルバムは、ホーンを巧みに使った小品で幕を閉じます。 アルバムの出来そのものは以後のアルバムには及びませんが、荒々しさの中にもきらっと光るセンスを見つけるのも楽しみ方のひとつだと思いますし、その価値は十分にあるアルバムです。リトル・フィートが何を求めていたかが見えてきます。この中の「ウィリン」は、セカンドの『セイリン・シューズ』で再演されていますので聴き比べるのも楽しいですよ。 ビル・ペインが初期のドゥービー・ブラザーズの作品で好サポートをしている作品などを聴いてみるのもいいですよ。 032 ROCK STANDARD / DOOBIE BROTHERS THE CAPTAIN AND ME 036 WEEKLY PICKUP / DOOBIE BROTHERS TOULOUSE STREET |