| WEEKLY PICKUP 047 JAN AKKERMAN |
| WEEKLY PICKUPは、70年代を中心にしたロックの埋もれそうな名盤・迷盤を紹介しています |
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この作品が発表された1973年は、ヤン・アッカーマンがメンバーだったオランダ出身のプログレッシヴ・ロック・グループのフォーカスにとって輝かしい年でした。英『メロディ・メーカー』誌でブライテスト・ホープの第二位に選出されたばかりか、ギタリスト部門でヤン・アッカーマンがジミー・ペイジやエリック・クラプトンを抑えて堂々の第一位に輝いたのです。当時の人気が以下に凄かったかというのが分かる結果です。日本での人気は翌74年から75年がピークになります。 さて、このアルバム、フォーカスをご存知でない方にはあまりお勧めできない作品でもあるのです。というのは、全10曲中8曲がバロック音楽を基礎にしたり、またはそのままの曲なのです。いきなりクラシカルなリュートで始まりますのでロックを期待すると拍子抜けします。ロック好きで70年代の作品に興味がおありの方はフォーカスの作品から入られることをお勧めします。 散々なことばかり書きましたが、ギター弾きの方やクラシックに興味をお持ちの方には是非聴いていただきたい作品です。エレキ・ギターを使用している�い鉢�以外の曲はオーソドックスなバロック、ルネッサンス音楽のリュートのための作品をベースにした曲です。�,蓮▲螢紂璽斑影箸濃呂泙蠎柴盍標抗敕�な広がりを見せた後、ドラム、ベース、ホーン・セクションも加わって華やかな宮廷音楽の世界が広がっていきます。最後はロック・ビートにとフォーカスが得意のパターンです。 �↓��キΝЛ�はリュート単独による作品で、中世の雰囲気たっぷりの叙情的な作品です。美しい弦の響きを堪能してください。 �┐魯筌鵑離�リジナル作品で、緊張感溢れる作品です。ストリングスとホーンを導入した軽音楽風のアレンジが心憎い美しい作品です。 この作品の目玉は、カーマイン・アピスとティム・ボガートが参加した�い鉢�ということになるのでしょうか。�い魯侫�ーカスの人気を決定的にしたアルバム『 フォーカス3 』でも演奏されていた作品ですが、重厚なリズム隊に支えられて縦横無尽の走り回るヤンのギター、それに絡む切れ味鋭いストリングス、フォーカス作品とは違ってヘヴィーな仕上がりになっています。��は、荘厳なオルガンとコーラスで始まります。その後シタールによりインド風の雰囲気が静かに広がるかと思うと突如ドラムとベースが参加してフリー・フォームな展開になります。今までの雰囲気とは180度違った作品で、激しいバトルの応酬に脱帽、ヤンのテクニックを再確認するには十分の仕上がりです。後半部は、静かに展開される美しい旋律が魅力的です。 ハード・ロックが好きな方には退屈かもしれませんが、すべての音楽の基礎はクラシックやフォーク(ボブ・ディランなどではなく民俗音楽という意味)にあるというのが私の基本的な考えなので、この作品から得るものは大きかったと思います。クラシックがヤン・アッカーマンの豊かなフレーズや曲構成などに与えた影響は大きいはずだし、作曲の基本になっていると思います。 |