現在はDVDなどで手軽に目で楽しめる時代ですが、想像力たくましく(?)耳だけで楽しんでいた時代の傑作ライヴ作品です。

歴史的名ライヴ作品   名ライヴ作品   超ど級ライヴ作品   初期の作品   ライヴ・イン・ジャパン   マニアックな作品

私的なジャンル分けですが、参考までに: ハード系、 プログレ系、 ポップス系、 ロック系、 フュージョン系
まずは、万人が認める定番ライヴ作品から
THE WHO / LIVE AT LEEDS (1970) 

ロック界では伝説にさえなっている言わずと知れたライヴの傑作。CDでは、いくつかのバージョンが発売されていますので注意が必要です。『トミー』の全曲が追加されたデラックス・エディションがお薦めかも。リミックス、リマスターによってかなりパワー・アップしています。
JOE COCKER / MAD DOGS & ENGLISHMEN(1971) 

1970年3月録音の歴史的名盤です。英国人のアメリカ南部ミュージックやソウルへのあこがれが、L.ラッセルを中心にしたバック・バンドとともに具体化された作品です。J.コッカーの独特のヴォーカルもさることながらバックのメンバーのスワンプ色の濃い演奏が涙物なのです。
ALLMAN BROTHERS BAND / FILLMORE EAST (1971) 

強烈な一発を食らった作品です。熱気あふれる会場の雰囲気がそのまま伝わってくることと短い人生だったデュアン・オールマンの素晴らしいプレイが永遠の名盤である証です。ボトル・ネックによるスライド奏法に酔いしれてください。現在は完全盤が出ていますので、そちらをどうぞ。
DEEP PURPLE / LIVE IN JAPAN(1972) 

日本では超有名なライヴの傑作。バンドのパフォーマンスや録音状況など非の打ち所がない歴史的な作品です。後に仲違いしてしまうR.ブラックモアとI.ギランの掛け合いや即興演奏など、パープルがライヴのパフォーマーとしても超一流であることが十分に確認できる作品です。
BOB DYLAN & THE BAND / BEFORE THE FLOOD(1974) 

既にビッグ・ネームになっていたザ・バンドを従えてのボブ・ディラン初の全曲ライヴの作品です。全20曲中、ディランが13曲、ザ・バンド単体の演奏が7曲という構成ですが、「ライク・ア・ローリング・ストーン」のロック・バージョンやシングルのみの発売だった「天国の扉」など大満足の一枚。
WISHBONE ASH / LIVE DATE(1973) 

録音の素晴らしさだけでなく、ツイン・ギターに美しいヴォーカルのハーモニーが会場のエコーによって幻想的な世界を作り出しています。プログレッシヴ的な曲の展開が比類なきブリティッシュ・ロックの世界へ引き込んでくれます。
E. L. & P. / PICTURES AT AN EXHIBITION (1971) 

彼らのパフォーマンスはパープル同様、NHKの放送で何度も観ました。そのお蔭でEL&Pとパープルは映像と音が一致するバンドなのです。ムーグとハモンド・オルガンをアクロバティックに演奏するK.エマーソン、ど派手なK.パーマーのドラミングなどすべてが新鮮でした。
YES / YES SONGS(1973) 

ストラビンスキーの『火の鳥』のオープニングで始まる壮大な作品。スタジオ作品を完璧にライヴで再現する凄腕もさることながら、新旧ドラマーの演奏が楽しめる楽しさもあります。内ジャケのグラフィックが素晴らしくイエスのイメージにもぴったり。この時もらったポスターは今でも宝物です。
KISS / ALIVE! (1975) 

もともとライヴ・バンドとして定評のあったKISSならではのロック史に残る傑作ライヴ・アルバム。4枚目にしてライヴ、いかにキャッチーな手持ち曲が多いかですね。ベスト的な選曲も最高ですが、ライヴの雰囲気が伝わってくるジャケットも大好きです。
PETER FRAMPTON / FRAMPTON COMES ALIVE!(1976) 

ハンブル・パイ脱退後に発表し全世界で2500万枚ものセールスを記録したメガ・ヒット・アルバムです。シンプルでキャッチーなナンバーがFM局に気に入られたこともありますが、年間200回にも及ぶ地道なライヴ活動が実を結んだということでしょう。
名ライヴ作品

今ではCD発売時に初回限定としてDVDのライヴ作品がボーナスとして付いている作品も多く見受けられますが、ライヴ作品が一般的に認知(?)されていなかった時代には、ライヴ録音とスタジオ録音の2枚がセットになって発売されていた時代がありました。
TASTE / LIVE AT THE ISLE OF WIGHT (1971) 

ロリー・ギャラガー率いるテイストの第3回ワイト島フェスティバルでの作品です。ブルースにこだわるロリーと幅広いロックを展開したい他の二人との意見が合わず、テイストとしてはこれが最後のパフォーマンス。スリー・ピースの構成から放たれるワイルドで重厚なサウンドは今聴いても痛快です。
FREE / FREE LIVE! (1971) 

ハード・ロックのライヴ作品としては地味な部類には入るとは思いますが、堅実なプレイには奥の深さが感じられます。キレのあるA.フレイザーのベース・ラインに絡むP.コゾフの骨太のギター、落ち着き払ったP.ロジャースのヴォーカル、解散前とは思えない一級品の演奏です。
POCO / DELIVERIN' (1971) 

前評判とは裏腹に今ひとつ人気の出なかったバッファロースプリングスティーンを継承するポコがブレイクした作品です。ウエストコーストお得意の美しいコーラスはもとよりJ.メッシーナの個性的なペケペケ・ギターやR.ヤングのスティール・ギターなどスタジオ盤よりもロック的なアプローチが目立ちます。
JONNY WINTER AND / LIVE (1971) 

百万ドルのギタリストJ.ウインターの大ロックンロール大会のライブ作品。ブルースの基本であるアドリブの凄さや、ブルースを歌うために生まれてきたような独特の声、ヒット曲なんて関係ない自分の好きな曲を好きなように演奏する、すべてがジョニーの凄さを証明することになる。
MOUNTAIN / THE ROAD GOES EVER ON (1972) 

前作でA面にスタジオ作品、B面にフィルモア・イーストでのライヴを収録した作品を発表し好評を博します。片面だけしかないという消化不良を解消してくれた作品です。17分にも及ぶ彼らを代表する名曲「ナンタケット・スレイライド」は、いつ聴いても感動ものです。
J. GEILS BAND / "LIVE" FULL HOUSE (1972) 

70年代に2枚のライヴ作品を残した彼ら。ヴォリュームや質の高さでは『狼から一撃!/BLOW YOUR FACE OUT (76)』に一歩譲るとして、勢いという点ではこちらが好きなのです。ブルージーなギターにハープ、イケイケのドラム、迫力あるヴォーカル、一大R&R大会の幕開けです。
BADGER / ONE LIVE BADGER (1973) 

イエスを脱退した後、イエスの前座として活動をしていた時期の作品でデビュー作でもあります。プログレには分類されていますが、ハードなロックが展開されています。


詳しくは WEEKLY PICK UP 015
HUMBLE PIE / PERFORMANCE (1971) 

『ROCKIN THE FILLMORE』という副題がついたP.フランプトン在籍時の作品です。両雄並び立たずの例えそのままに二人の著名なギタリストのうちS.マリオット色が強くなっていた時期ですが、マリオットの厚い歌声に呼応すかのようにP.フランプトンも最高のパフォーマンスを見せてくれています。
MOTT THE HOOPLE / LIVE (1974) 

M.ラルフス脱退後、デビュー間もないクィーンを前座に従えての英・米ツアーからの作品です。バイオレンス・ロックと称されたR&Rを主体にした痛快なライヴパフォーマンスが魅力です。アナログではA面がUS、B面がUKでの録音でした。ギターはエリアル・ベンダーです。
THE BAND / ROCK OF AGES (1972) 

バンド内のギクシャクした関係とは裏腹に素晴らしいライヴ・パフォーマンスを見せてくれています。前作『カフーツ』で組んだアラン・トゥーサンがホーンセクションのアレンジを担当、ベスト・アルバム的な選曲も入門編としても最適です。現在発売のリマスター盤にはB.ディランとの共演が4曲入ってます。
RICK WAKEMAN / JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH (1974) 

自分のシンセなどのキーボード群では物足りなかったのかギターやベースにドラムに加えてオーケストラにコーラス、ナレーションまで付いているライヴ作品。ジュール・ヴェルヌの『地底探検』をモチーフにした重厚で荘厳な仕上がりになっています。
FOCUS / AT THE RAINBOW (1973) 

オランダ発イギリス経由で大ブレイクしたプログレ・バンドの作品です。クラシックを大胆に導入した作風はジャズ的にも展開したりしながら、美しいメロディとして耳に焼きつきます。とくに、アッカーマンのクラシカルなギターや美しいT.V.レアのフルートなど聴き所の多い作品です。
RORY GALLAGHER / IRISH TOUR '74 (1975) 

ギャラガーのライヴ作品では『ライヴ・イン・ヨーロッパ』も素晴らしい出来でセールス的にはこの作品より勝っていますが、故郷のアイルランドでのライヴは一味違う気がします。「クレイドル・ロック」をはじめとして、正に壮絶ともいえるロリーのギターは必聴に値する素晴らしさです。
FACES / COAST TO COAST AND BEGINNERS (1974) 

ロニー・レイン脱退後に山内テツが参加していた時期の作品です。ライヴに定評があり『ミュージックライフ』などにも良く写真が掲載されていたのですが、ライヴ作品は唯一この作品のみです。音質は良いとはいえませんが独特のルーズなR&Rが楽しく展開されています。
KING CRIMSON / USA (1975) 

メタル・クリムゾンと称された時期の作品です。ジェイミー・ミューアの不参加により変幻自在のパーカッション・プレイが聴かれないのは残念ですがエディ・ジョブソンがオーバー・ダブしたスタジオ盤未収録の即興演奏「アズベリー・パーク」が聴けるだけでもアルバムを買う価値ありです。
BOB MARLEY / LIVE! (1975) 

レゲエ界のみならずロック界においても名盤中の名盤。ロンドン公演を収めたこの作品は、世界のミュージック・シーンに衝撃を与えただけでなく、ジャケットのラスタ・カラーやその精神というものまでが一大ブームを作り上げたのです。特に「ノー・ウーマン・ノー・クライ」の大合唱は涙物です。
JOE WALSH / YOU CAN'T ARGUE WITH A SICK MIND 

1975年のライヴの模様を収めたこのアルバムは、彼がイーグルスに加入する前の作品です。スワンプ・ロック色の濃いアルバムで、初期のオールマン・ブラザーズ・バンドに共通する(ツイン・ギターにツイン・ドラムの編成もサザン・ロックと同じ)ヘヴィで土臭いブルースがたまりません。
ROBIN TROWER (1976) 

ジミヘンの再来と称されたエフェクトを駆使したワイルドな奏法を得意とする元プロコルハルムのギタリストの作品です。ギター、ドラム、ベースという最小構成ながら迫力満点の歌・演奏を聴かせてくれます。
DAVE MASON / CERTIFIED LIVE (1976) 

レイド・バックした作品の発表が続いていましたが、彼がブルース・ギタリストであることを再認識できる素晴らしいアルバムです。ギター・ソロばかりではなくバンドとしてのアンサンブルも十分に楽しめ、会場の雰囲気がそのまま伝わってきます。日本でももっと人気が出てもいいのになぁ。
LED ZEPPELIN / THE SONG REMAINS THE SAME (1976) 

発掘音源のライヴ盤が発表されて影が薄くなりましたが、当時としては映画のサントラとして発売された唯一のライヴ盤でした。映画のサイケデリックな映像の印象は今でも忘れていませんが、「幻惑されて」に代表されるようにスタジオ作品をスケール・アップした演奏は聴き応え十分です。
C.C.R. / LIVE IN EUROPE (1974) 

活動期間は短かかったものの私の少年時代がずっぽり重なるため思い入れのある作品です。T.フォガティが脱退した後なので3人での演奏ですが、カントリーをベースにしたシンプルで力強いスワンプ・ロックがヒット曲中心に構成されています。
FOGHAT / LIVE(1977) 

イギリスを代表するブルース・バンド、サヴォイ・ブラウン出身のハード・ブギ・バンドのイケイケで痛快なライヴ作品です。次から次に飛び出してくるハード・ドライヴィングな音に圧倒されること請け合いです。ライヴの臨場感がたっぷり楽しめる、楽しいアルバムです。
AC/DC / IF YOU WANT BLOOD (1978) 

身体を貫くギター、ショッキングなジャケットが印象的な作品。オーストラリア出身の彼らが英米で大ブレイクするきっかけになった作品でもあります。ほぼノンストップで演奏されるハードでタイトな曲は痛快そのものです。気分が滅入った時など気分転換にもってこいですよ。
AEROSMITH / LIVE BOOTLEG (1978) 

ベスト盤的な選曲がされている作品です。演奏のほうはスタジオ作品と比べると非常にラフでお世辞にも上手いとはいえませんが、当時の勢いが十分に感じられる作品です。この後、覇気のない作品を発表し低迷してしまうのですが、ついにはS.ペリーなどの脱退まで繋がってしまいます。
QUEEN / LIVE KILLERS (1979) 

80年代に入るとモダンな作品を発表するようになるクィーン、そのクィーンの70年代(前期とでもいうのでしょうか)を総括するようなヒット曲満載の作品です。男らしい(?)クィーンの魅力が詰まったハードでスピーディな作品から叙情的な作品まで飽きることのない世界が広がっています。
THIN LIZZY / LIVE AND DANGEROUS (1978) 

メンバーが落ち着かない時期の作品のため76、77年のツアーからの合作ですが、シン・リジーを聴くならこの作品から始めましょう。大迫力の演奏に加えて、いかにもアイルランド出身というメロディが合体し素晴らしい作品になっています。
超弩級の作品

ライヴ作品の中には、コンサートの模様を全て伝えようとした作品も多くあります。もちろん、一つのコンサートだけというわけではなく、いくつかのコンサートの模様を合体した作品もありますが、充分すぎるほどのヴォリュームのためアナログではレコードの入れ替えが大変(笑)でした。しかし、その入れ替えがあるため寝ずにすんでいたのかもしれません。
CHOCAGO / LIVE AT CARNEGIE HALL (1971) 

いまだに当時の感動(買えない怒りかな)が忘れられない4枚組の作品です。シカゴがまだ硬派だった時代の作品だけにキレがありパワフルなジャズ・ロックを堪能することができます。
E.L.&P. / LADIES & GENTLEMAN 

EL&Pが絶頂期だった時期にその余勢を駆って発売された3枚組の作品。ベスト的な選曲もさることながら、魅力的な作品の数々にはプログレ発展に果たした彼らの偉大さを再認識させてくれます。
WINGS / OVER AMERICA(197) 

麻薬による前科のため日本に入国出来ず来日公演が中止。その余波もあり3枚組みというボリュームにもかかわらずヒットした作品です。なかでも、ビートルズ時代の曲のアコースティックによる再演は話題になりました。
SANTANA / LOTUS 

1973年7月3日、4日の大阪公演の模様を収めた3枚組。枚数もさることながら、横尾忠則がデザインしたジャケットが22面になっているという凄まじい作品でもあります。最強のメンバーといってもよい布陣での演奏は、サンタナが宗教に傾倒していた時期でもあり、さながら曼荼羅を見ているような内容です。パワーあふれるエネルギッシュなライヴが堪能できます。
ライヴ・イン・ジャパン

今では日本でのライヴを示すような言葉として欧米で用いられるようになった『武道館』、その武道館に70年代当時もたくさんの外タレがやって来ました。東京や大阪での模様はライヴ音源として録音されて素晴らしいライヴ作品に仕上がっているにもかかわらず、どういうわけか日本のみでの発売が多いライヴ・イン・ジャパン関係の作品。日本での発売後に世界で発売されるようになった出世作も含めて『ライヴ・イン・ジャパン』関係を集めてみました。
CHICAGO / CHICAGO LIVE IN JAPAN(1972) 

71年に続く72年の来日時の大阪フェスティバルホールでの模様を収めた作品。日本における人気の凄さもさることながら「クェスチョンズ'67-68」と「ロウダウン」というヒット曲を日本語で歌うという前代未聞のサービス精神にも感服しました。日本のみの発売であるためシカゴの定番タイトルである『シカゴ○』の○の数字(発売順の番号)が付いておらずカウントされていません。日本では6枚目になります。
BECK,BOGERT &APPICE / LIVE IN JAPAN(1973) 

困難の末にジェフの了解を得て日本のみで発売された作品です。大阪公演の2日間の録音からなのですが、録音方法が悪いのか臨場感があまり感じられません。それでも、ライヴらしく曲の中にヤードバーズ、第一期JBGの曲のフレーズを挿入したり、ボガートとアピスの出身バンド:ヴァニラ・ファッジの曲も選曲されていてクリーム以来の最強ロックバンドと称された実力を楽しめるのは確かです。
UK / NIGHT AFTER NIGHT(1979) 

プログレッシヴ・ロックでは初めてのライヴ・イン・ジャパン。変拍子による高度なテクニックは、スタジオ作品よりも素晴らしいとさえいえます。大地を揺るがすような2代目ドラマーのテリー・ボジオのドラミングにも注目です。この作品のための新曲がタイトル曲を含め2曲入っているのも高得点です。
STUFF / LIVE STUFF(197) 

ジャズ/フュージョン界の名セッションプレイヤーたちによるグループの作品。数年後に『ライヴ・イン・NY』が発売されたことで日陰の存在になってしまいましたが、肩の凝らない軽音楽風の楽曲を中心に高度なテクニックでサラッと演奏しています。歯切れが良く耳ざわりの良い安心・安全の作品です。
DEEP PURPLE / LAST CONCERT IN JAPAN (1977) 

期待された第4期のメンバーによるコンサートの模様を伝える作品です。が、トミー・ボーリンが泥酔により右腕を下にしたまま寝てしまい動かない状態。ベスト・パフォーマンスには程遠いものの第2、3、4期とトミーのソロ作品からも一曲演奏されておりR.ブラックモアとの比較も面白い作品。
RAINBOW / ON STAGE (1977) 

1976年初来日時の武道館での模様を収めた作品。パープルに対する意地なのか、あくまでもベストな作品を目指し『スティル・アイム・サッド』はヨーロッパ・ツアーの録音に変更されています。前作から参加したコージー・パウエルの素晴らしいドラミングが冴え渡っています。
CHEAP TRICK / AT BUDOKAN (1979) 

1978年の武道館でのライヴを収録した作品です。日本での人気が本国よりも先行していましたが、この作品で世界に受け入れられたといっても過言ではない作品です。ビートルズに影響されたというようにハードでありながらキャッチーでポップな作品は、今聴いても新鮮です。
JUDAS PRIEST / UNLEASHED IN THE EAST(1979) 

東京厚生年金会館と中野サンプラザでの演奏を収めた作品です。アナログ作品はジャケットが多少異なります。前作『KILLING MACHINE』でヘヴィ・メタルのトップ・バンドになった自信が十二分に感じられ貫禄十分の出来上がりになっています。かっこいいの一言に尽きる作品です。
初期の作品

まだまだPAなどが発展途上だった時代、ライヴの音響設備も日進月歩だったため録音状態が良いとはいえない作品もありますが、ロック黎明期の活力ある雰囲気は十二分に伝わってきます。
今ではCD発売時に初回限定としてDVDのライヴ作品がボーナスとして付いている作品も多く見受けられますが、ライヴ作品が一般的に認知(?)されていなかった時代には、ライヴ録音とスタジオ録音の2枚がセットになって発売されていた時代もありました。
CREAM / FEELS OF FIRE (1968) 

スタジオ作品とフィルモア・イーストでのライヴを納めた作品(アナログは2枚組)で、F.パパラルディのプロデューサーとしての才能が遺憾なく発揮されています。スタジオ作品には永遠の名曲「ホワイト・ルーム」を含んでいますが、16分にもおよぶ「スプーンフル」のクラプトンのアレンジには脱帽です。
PINK FLOYD / UMMAGUMMA 

A・B面がライヴ作品、C・D面がスタジオ作品という変則的な作品。もともとはメンバーそれぞれの作品をそれぞれの面に収録予定だったとか。注目はライヴ面です。アヴァンギャルドな作品などインプロビゼーション主体の作品が多く、初期の集大成とも思えます。
JUNIS JOPLIN / CHEAP THRILLS (1968) 

バックの演奏力が弱いといわれていたビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーの一員として最後の作品で、全米ナンバー1を獲得した作品。迫力のある「ボール&チェイン」が最大の聴き物ですが、私的にはブルージーに歌われるガーシュイン作曲の「サマータイム」が最高だと思っています。
JIMI HENDRIX / ISLE OF WIGHT (1971) 

PAの状態が悪かったらしく音自体は良くありませんが、死の18日前という生前最後のライヴ作品です。ジャケのジミはワイト島ではなく別写真なのが残念ですが、「Foxy Lady」など最高のパフォーマンスは聴き逃すことは犯罪です。ブリティッシュ・ロックに大きな影響を与えたグルーヴ感が最高です。
GRATEFUL DEAD / LIVE DEAD (1969) 

即興演奏の素晴らしさが堪能できる迫力満点の作品(アナログでは2枚組)です。ブルース、カントリーなどのさまざまな奏法を駆使して獅子奮迅の活躍をするジェリー・ガルシアのギターには崇高さすら感じます。ロックの黎明期にこんなに素晴らしい音楽があったなんて驚きですよ。
JEFFERSON AIRPLANE (1969) 

1968年10月のフィルモア・ウェストでのライヴを収録した作品です。P.カントナーとコウコネンの仲は上手くいってない時期だったそうですが、演奏からは想像できません。自作曲の大胆なアレンジに加え、ブルースからフォークまでのカヴァーに懐の深さを感じます。
マニアックな作品

余り紹介されることがない作品ですが、私的には大変気に入っている作品です。
THE OUTLAWS / LIVE(1978) 

トリプル・ギターにダブル・ドラムの醍醐味が十二分に味わえる作品、特にギター好きにはたまらない一枚と言える作品です。サザン・ロックの中でもさわやかなイメージが強い彼らですが、ハード・ドライヴィングなライヴ・パフォーマンスは痛快そのものです。特に20分以上に及ぶラスト曲は圧巻。このラスト曲収録の日に名づけ親であるロニー・ヴァン・ザントの悲報を聞いたためレイナード・スキナードにこの曲を捧げる旨を告げて曲が始まります。
COLOSSEUM / LIVE 

この後、テンペスト、コロシアム�兇犯�展するドラマーのJ.ハイズマン率いるジャズロック集団のライヴ作品。素晴らしいギタリストを多数排出したことでも有名ですが、この作品ではD.クレムソンの卓越したギターが楽しめます。それに加えて、このグループの特徴でもあるディック・ヘクストール=スミスのSAXの小気味よさやC.ファーロウのソウルフルなヴォーカル、ドラマティックなD.グリーンスレイドのキーボードなどちょっと大人のロックが楽しめますよ。
KING CRIMSON / EARTHBOUND(197) 

カセット・テープでの録音のため、あまりに音が悪く日本発売が見送られた作品です。『ISLAND』期のメンバーによるライヴで即興演奏の作品や未発表のタイトル曲など興味をそそる作品もあります。R.フリップが求めていた音楽がいち早く具現化されていたことを知る貴重な作品です。
LOGGINS&MESSINA / ON STAGE 

ウエストコーストを代表するデュオでありながら日本での評価があまりにも低いL&Mの傑作ライヴ作品です。K.ロギンスの素晴らしいヴォーカル、J.メッシーナのカントリーテイスト溢れる演奏などそれぞれが持つ魅力を披露した後、ヒット曲へ。しかし、注目すべきは、バンドとしてのアンサンブルなのです。
TOM WAITS / NIGHTHAWKS AT THE DINNER(1975)

ロックのライヴ作品とは言いがたいのですが、だみ声とウィットに富んだ歌詞が魅力の酔いどれ詩人:T.ウェイツの作品です。アコースティックのセットをバックに語るように歌われるジャジーな曲が展開されていくにつれ、ウェイツの世界にドップリ浸かっている自分を発見できるはずです。
HOT TUNA / LIVE 

ウエストコーストの重鎮ジェファーソン・エアプレインのギタリスト:ヨーマ・コウコネンのサテライト・バンドのアコースティック・ライヴです。ラグタイム、フォーク・ブルースを素晴らしいフィンガー・ピッキングで聴かせてくれます。
HAWKWIND / SPACE RITUAL(1973) 

サイケでアヴァンギャルド、ハードでスペイシー、単純には形容しがたいホークウィンドの世界が怒涛の迫力で展開されてます。SF小説に出てきそうな近未来的なセットや衣装なども話題性十分なバンドでした。
ROXY MUSIC / VIVA! ROXY MUSIC (1976)

マニアックに入れてしまいましたが、確かに当時の日本では英国ほどの人気があるわけではなくマニアックな部類(みんなそうだったかな?)に入ってました。ライヴなどやらないバンドかと思っていたので、聴いてびっくり見てないけどびっくり、最高のパフォーマンスです。こっそりJ.ウェットンも参加してます。