WEEKLY PICKUP  065 DAVID COVERDALE
WEEKLY PICKUPは、70年代を中心にしたロックの埋もれそうな名盤・迷盤を紹介しています
WHITE SNAKE (1977)


  1. LADY
  2. BLINDMAN
  3. GOLDIES PLACE
  4. WHITE SNAKE
  5. TIME ON MY SIDE
  6. PEACE LOVIN' MAN
  7. SUNNY DAYS
  8. HOLE IN THE SKY
  9. CELEBRATION
  • David Coverdale : Vocals
  • Micky Moody : Guitar
  • Roger Glover : Keyboards, Bass
  • Delisle Harper : Bass
  • Pete Carr : Guitar
  • Simon Phillips : Drums
  • Tim Hinkley : Keyboards
  • Ron Aspery : Saxophone
  • Helen Chappelle : Backing vocal
  • Barry St John : Backing vocal
  • Liza Strike : Backing vocal
1976年のディープ・パープル解散後に発表されたデヴィッド・カヴァーデイルのソロ作品です。ハード・ロック・バンドのホワイト・スネイクを結成しデビュー作を発表するのは78年ですが、87年に同名の作品を発表して大ブレイクしますので間違えないでください。それから、もしもこの作品を知らない方は、ハード・ロックを期待してアルバムを買われるとずっこけてしまいますので要注意です。あくまでもヴォーカリストとしてのデヴィッドがお好きな方向けです。

ザ・ガヴァメントというセミプロのバンドでヴォーカリストとして活動していた彼が、ディープ・パープルのヴォーカリスト募集の広告を見てオーディションに応募し見事に合格したのが1973年。その時に歌った歌がビートルズの「イエスタデイ」だったというのは有名な話です。その後のイメージからは想像できませんねぇ。しかし、この作品を聴いてもらえば、歌うことが好きなんだなぁということが十分理解できます。

パープル加入後の活躍は長くなるので省くとして、パープル解散に至るバンド内のごたごたやドラッグなどに嫌気が差しソロでの再出発というスタイルをとった気持ちも理解できます。そして、さまざまな喧騒から離れ、自分の好きな作品をミッキー・ムーディーとともに作り上げ、落ち着きのある作品に仕上げています。初めて聴いた時は、蛇メタ風のジャケットの影響もあってか拍子抜けという感じでしたが、何度も聴いているうちに次第に作品の良さが理解できるようになっていきました。

元トラムライン〜ジューシー・ルーシー〜スナフーと渡り歩いたスライド・ギターの名手でもあるミッキー・ムーディーと作り上げた(4曲を共作、アレンジ面はミッキーの影響大)このアルバムは、スナフーがそうであったようにR&Bをベースにした作品になっています。女性コーラスやホーンを多用した各楽曲のうち� ↓ァ↓Δ魯妊�ープ・パープルのために書いた作品らしいのですが、�,鉢イ篭�作となっている点が意味深です。

ミッキーのハードなスライド・ギターが大活躍する作品でアルバムは始まります。当時はパープルの最後の作品だった『カム・テイスト・ザ・バンド』とはさほど違和感はありません。2曲目は、哀愁感のあるヴォーカルを聴かせてくれる美しい作品で、カヴァーデイル節ともいえる味のある作品です。大人の魅力たっぷりのファンキーな3曲目に続いての4曲目は、ハード・ロック的なアプローチの強い作品です。しかし、中間部にはファンキーな演奏を挿入するなど飽きの来ないアレンジも聴かれ、『カム・テイスト……』の流れを汲んだ構成になっています。

5曲目からがアナログではB面になります。フリー〜バッド・カンパニーを髣髴とさせるブルース・ロック的なアプローチが光る作品です。ポール・ロジャースがディープ・パープルに誘われたという話を思い出しました。6曲目は、パープル用に作られたというのが信じられないくらいのアレンジが施され、女性コーラスとともに歌うR&B的でソウルフルなデヴィッドのヴォーカルが心に沁みる作品。7曲目は、ホーン・セクションの小粋な導入が印象に残るアップ・テンポのR&R、楽しい作品です。8曲目は、�△汎瑛佑鵬里ぞ紊殴織ぅ廚離好蹇次Ε謄鵐櫃虜酩福�まるで、映画のエンディング・テーマのような作品でセンチメンタルな気分にさせてくれます。最後の作品は、カヴァーデイル節のアップ・テンポでハードな作品ですが、リズム隊がラテンやファンクといったキレのある演奏でバック・アップする楽しい作品です。

はじめにハード・ロックを期待するとずっこけてしまいますよ、と書きましたが、AOR的なヴォーカル作品ではなくロックの作品としては素晴らしい作品ですので、誤解しないでください。

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