WEEKLY PICKUP  038 HOT TUNA
WEEKLY PICKUPは、70年代を中心にしたロックの埋もれそうな名盤・迷盤を紹介しています
HOT TUNA (1970)


  1. HESITATION BLUES
  2. HOW LONG BLUES
  3. UNCLE SAM BLUES
  4. DON'T YOU LEAVE ME HERE
  5. DEATH DON'T HAVE NO MERCY
  6. KNOW YOU RIDER
  7. OH LORD, SEARCH MY HEART
  8. WININ' BOY BLUES
  9. NEW SONG(FOR THE MORNING)
  10. MANN'S FATE
  • JORMA KAUKONEN : GUITAR
  • JACK CASADY : BASS
  • WILL SCARLETT : HARMONICA
PRODUCE : AL SCHMITT
ジェファーソン・スターシップのサテライト・バンドとしてスタートしたホット・ツナのデビュー・アルバムです。邦題『ニューオリンズのホット・ツナ』のとおりサンフランシスコのバークレイにあるニューオリンズ・ハウスでのアコースティック・ライヴ(ベースは、エレキですが)です。ジェファーソン・スターシップといえばフラワー・ムーヴメントの雄としてサイケデリックな印象がありますが、ホット・ツナはそれからの派生型というよりは独立したバンドとして考えた方が良いと思います。当時のジェファーソン・スターシップはメンバー感の対立などが表面化した時期でもあり、カウコネンが自分のやりたい音楽に専念する気持もわかります。

ジェファーソン・エアプレインのサイケデリック・ロックを思わせるジャケットですが前述のようにアコースティック・ギターを中心にしたラグ・タイム・ブルース、フォーク・ブルースです。ヨーマ・カウコネンの卓越したフィンガー・ピッキングが堪能できます。

カントリー、フォーク、ブルースがエレクトリファイされていく時代の流れに逆行するかのように発表された作品ですが、アメリカのルーツ・ミュージックへの原点回帰や再確認を訴えた点はアメリカで評価され全米30位まで上昇しました。

� ↓�、�Δ�トラディショナル、�△魯螢蹈ぁΕ�ー、�ァ↓Г�れヴァレンド・ゲイリー・デイヴィス、�ぁ↓┐�ジェリー・ロール・モートンの作品。これらの作品は永く歌い継がれていたり、作曲者の代表曲だったりする曲です。オリジナルは��、��の2曲のみですが、切ない気持ちを歌ったラヴ・ソングの��はジーンとくる歌詞が素敵です。ギターとベースのみで展開されるインストゥルメンタルの��は、メロディ・ラインの美しさに加えて不思議な魅力を醸し出している聴き応え十分の曲です。

エリック・クラプトンをはじめMTVで火が点いたアン・プラグド・ブームとは時代が異なりますが、音の良さをはじめとしてそれらに匹敵する名作です。ホット・ツナの入門編としてはこの作品が最適ですが、次作ではエレクトリックによるライヴ・アルバムを発表します。第3作目にしてスタジオ録音盤という変わった形でアピールをしたホット・ツナ、はまったら最後、逃れることはできません。

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