| WEEKLY PICKUP 037 MOTT THE HOOPLE |
| WEEKLY PICKUPは、70年代を中心にしたロックの埋もれそうな名盤・迷盤を紹介しています |
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60年代の負け組み〔?〕によるグラマラス〔グリッター〕・ロック・ブーム。そのブームとともに復活し、ブームの終焉とともに去っていったモット・ザ・フープル。デヴィッド・ボウイのサポートによりCBSへ移籍、復活の狼煙の第一弾として放った傑作アルバムです。 それまで、すばらしいライヴ・パフォーマンスには人気があったもののスタジオ録音によるアルバムセールスは泣かず飛ばずで解散状態にあったモット・ザ・フープル。そのベーシストであるオヴァレンド・ワッツがデヴィッド・ボウイに仕事の打診をしたことからデヴィッド・ボウイとの関係が始まったというのは有名な話です。デヴィッド・ボウイはタイトル曲の提供(シングル・カット用の曲)、プロデュースを手がけモットを一躍スターダムに上らせました。 モット・ザ・フープルの黄金期の3枚(ライヴは除く)はそれぞれ違った体制で録音されています。デヴィッド・ボウイのサポートを受けて製作された本作『All The Young Dudes』、デヴィッド・ボウイと袂を分かちセルフプロデュースで製作された『Mott』、ミック・ラルフスが脱退しイアン・ハンター主導のもと製作された『The Hoople』。どの作品も魅力ある作品ですので是非聞いてみてください。 ボウイのサポートによるアルバムは、これまたボウイとの関係で見事に復活したルー・リードの佳曲で始まります。メンバー以外の作品は、この曲とタイトル曲のみですので曲作りに対するメンバーの力量は十分だったということでしょう。モット・ザ・フープルは、ボブ・ディランとローリング・ストーンズの融合したものとして表現されていましたが、この1曲目はボブ・ディラン風のフォーク・ロック調の曲です。もちろんアレンジはグラム・ロック風になっていますが。2曲目は、R&B的なアプローチによるセンスあふれる演奏とアレンジが素晴らしい曲で、バンドの底力を感じさせてくれます。3曲目は、デヴィッド・ボウイの手になるグラム・ロックの永遠の名曲です。もともとは違う曲の提供を受けたらしく、バンド側が断ったためにこの曲になったといわれています。4曲目は、途中にギターによる中世的な演奏も挿入された不思議な雰囲気の曲。5曲目は、ストーンズの演奏スタイルと曲調で迫るロックンロール。 アナログではB面1曲目の�Α△海龍覆涼罎離螢佞魯潺奪�・ラルフスによってバッド・カンパニーのファースト・アルバムで再利用され、名曲「Can't Get Enough」として生まれ変わっています。7曲目は、ヴァーデン・アレンが作曲・リード・ヴォーカルをとるハード・ロック的なアプローチの曲です。パープル、ユーライア・ヒープなどの要素を取り込んでいるような気もしますが、このアルバムにはそぐわないような気もします。バッド・カンパニーのファースト・アルバムで再演される�┐蓮▲潺奪�・ラルフスのヴォーカルが軽めではありますが、デヴィド・ボウイのサックスによるアクセントや後半部の展開などが素晴らしくバドカンの曲と聴き比べるのも面白い楽しみ方ではないでしょうか。最後の��は、イアン・ハンターお得意のバラード。ストリングスの効果が美しさを倍増させています。終焉間際のギターの使い方がクィーン的なのには驚かされますが、この後発表する2作品への布石とも取れる曲作りです。 |