WEEKLY PICKUP  021 FOGHAT
WEEKLY PICKUPは、70年代を中心にしたロックの埋もれそうな名盤・迷盤を紹介しています
FOOL FOR THE CITY(1975)


01 FOOL FOR THE CITY
02 MY BABE
03 SLOW RIDE
04 TERRAPLANE
05 SAVE YOUR LOVING(FOR ME)
06 DRIVE ME HOME
07 TAKE IT OR LEAVE IT

LONESOME DAVE PEVERETT : Guitars, Vo
ROD PRICE : Guitars
ROGER EARL : Drums
NICK JAMESON : Bass, Keyboards, Guitar
Produce by NICK JAMESON
フォガット、正式にはフォグ・ハットと発音するこのバンドのことを知っている方が日本にどれくらいいるんだろうと思ってしまいます。ブルース・ロックが大好きな方ならば、三大ブリティッシュ・ホワイト・ブルース・バンド(フリートウッド・マック、チッキン・シャック)のひとつであるキム・シモンズ率いるサヴォイ・ブラウン出身のペヴァレットとトニー・スティーヴンス(Drum)がブラック・キャット・ボーンズ(フリーのコゾフ、カークが在籍)のロッド・プライスを誘って結成したバンドであり、活動歴も長いことをご存知なのでしょう。それを知らない私は、アメリカで人気が出て日本でも知られるようになった74年当時はキャッチーなハード・ブギー・バンドとして認識していました。実際にフォガットを知ったのは、前作の『ROCK AND ROLL OUTLAWS』からです。ライナーの無い輸入盤だったせいもあり、アメリカのグループ(実際にはイギリス人、レーベルがアメリカ)だったのですが、スレイド(WEEKLY PICKUP 005)と同系列のブリティッシュ・ロックのバンドだと思っていました。

フォガットは、ウッドストックの隣町ベアズヴィルに設立されたベアズヴィル・レコード(1969〜1984)に所属していたグループなんです。設立当時のウッドストックといえばボブ・ディラン、ザ・バンドをはじめとするルーツ・ロックの発信地として有名だったわけですが、ハード・ブギーのバンドが所属すというのは珍しかったみたいです。しかし、地味なアーティストが多い中でフォガットは、13枚のレコードをリリースしプラチナ2枚、ゴールド7枚を獲得しベアズヴィル・レコードのドル箱スターになり、屋台骨を支えていきます。涙、涙です。

アルバムは、痛快ハード・ブギー・ロックの�,任呂犬泙蠅泙后�もう、フォガットの世界から抜け出せません。間奏のロッド・プライスのギター、最高です。ギター、ベース、ドラム、全部でハード・ドライヴィング。�△癲�痛快ハード・ブギーですが、ギターの絡みやコーラスも盛り込まれている曲の構成が面白く、飽きさせない曲作りがなされています。��は、キャッチーなアメリカン・ハード・ロックで、ギターとベースのユニゾン、ファンキーな間奏など、こちらも小粋なアレンジがなされた曲です。彼らのシングルヒットとしては最高の全米第20位を獲得。ロバート・ジョンソンのカヴァーである�い�らアナログではB面になりますが、この曲から少し印象が変わります。ツェッペリン風のヘヴィーな感じで、ねちっこく仕上がった曲です。�イ蓮△�なりポップな印象の曲です。�Δ蓮▲團▲里�大活躍の一大ハード・ブギー巨編です。聴き終える頃にはテンションが上がりすぎて血管が切れないように注意が必要です。そして、その上がったテンションを静かに下げてくれるソウル・バラード風の�А�シンセサイザーも入っていてメロディー、演奏、すべてが、涙ものの名曲です。

この後も着実に活動を続け、77年にはバンドの最高傑作『FOGHAT LIVE』を発表し全米第11位を獲得します。しかし、日本での人気は、上がらないまま。国内盤は無いので輸入盤が頼りですが、再認識されても良いバンドだと思っています。

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