| WEEKLY PICKUP 017 STANLEY CLARKE |
| WEEKLY PICKUPは、70年代を中心にしたロックの埋もれそうな名盤・迷盤を紹介しています |
![]() 01 VULCAN PRINCESS 02 YESTERDAY PRINCESS 03 LOPSY LU 04 POWER 05 SPANISH PHASES FOR STRINGS & BASS 06 LIFE SUITE STANLEY CLARKE(E.&A.BASS, VOCALS, ACOUSTIC PIANO ON YESTERDAY PRINCESS) JAN HAMMER(MOOG SYNTHESIZER, E.&A. PIANO) BILL CONNORS(E.&A. GUITAR) TONY WILLIAMS(DRUMS) |
70年前半は、クロスオーバーの時代といっても過言でもないでしょう。さまざまなグループが他のジャンルの音楽を取り込もうとしていた時代でした。その時代にジャズ畑からもロックへ目を向ける人間も増えてきました。当時、チック・コリア率いる凄腕集団、リターン・トゥ・フォーエヴァーのベーシストであったスタンリー・クラークもその一人で、彼のリーダー第ニ弾アルバムの紹介です。基本的にはジャズなのでロック好きの方は知らないかもしれませんが、クロスオーバーやフュージョンを語るには外せないアルバムです。もちろん、ジャズ、クロスオーバーの名盤でありクロスオーバー・ブームのきっかけを作ったチック・コリアのアルバム『リターン・トゥ・フォーエヴァー』(発表当時はグループではなくソロ名義)を外すわけにはいきませんが、ジャズがロックにより接近したという点では功績大のアルバムです。次のサードアルバム『JOURNEY TO LOVE』では「HELLO JEFF」という曲でジェフ・ベックと共演しています。 脇を固めているメンバーが凄いんです。キーボードにはマハヴィシュヌ・オーケストラ在籍中に頭角をあらわし、ジェフ・ベックとの共演がロックファンには馴染み深いヤン・ハマー。ギターは、リターン・トゥ・フォーエヴァーの初代ギタリスト(二代目のアル・ディ・メオラが有名かな)のビル・コナーズ。ドラムは、17歳でマイルス・ディヴィスのクィンテットに参加し、ロック系ミュージシャンとの共演も多いトニー・ウィリアムス。 このアルバムは、ジャズ系からのフュージョンとはいうもののトニー・ウィリアムスのドラミングがロックに近いことやエレクトリック系の楽器を使った曲が多いのでロック・ファンでも十分楽しめると思います。 最初の曲から、ぶっちぎりのファンキーな曲です。ここで、虜になるはずです。独特のトーンのギターや効果的なブラスセクションも入ってドラマチックに展開します。�△蓮�打って変わってアコースチックのベースとピアノによる静かで美しい曲です。クラークがヴォーカルを披露しています。��は、またもやファンキー色の強い曲でクラークのベースの凄さが十二分に味わえます。�い蓮▲織ぅ肇襪匹�りのパワー系フュージョン、同じフレーズを繰り返していくベースに絡むギター、キーボード、ドラムによる前半部、後半は、四者による壮大なバトルで終了。�イ蓮▲▲魁璽好謄�ック・ベース中心の真剣勝負のジャズ、ストリングスも加わり美しい情景が目に浮かぶようです。ほとんどベースのみによる曲ですが、飽きのこない素敵な曲です。�Δ蓮■瓦弔離僉璽箸�らなる組曲です。アコースティック、エレクトリック両面からのアプローチがなされていてアルバム全体を縮小したような感じになっています。 今、思い返せば70年代前半というのは、リスナーにとって幸せな時代だったんだなぁ、と思います。ロックの発展とともにさまざまなジャンルの音楽がロックと融合し、そのジャンルの音楽に少しですが触れることができる時代でした。 |