WEEKLY PICKUP 014 DARRYL WAY'S WOLF
WEEKLY PICKUPは、70年代を中心にしたロックの埋もれそうな名盤・迷盤を紹介しています
CANIS-LUPUS(1973)


01 THE VOID
02 ISOLATION WALTZ
03 GO DOWN
04 WOLF
05 CADENZA
06 CHANSON SANS PAROLES
07 McDONALD'S LAMENT

DARRYL WAY : Violin, Viola, Keyboards
DEK MESSECAR : Bass,Vocals
JOHN ETHERIDGE : Guitar
IAN MOSLEY : Drums
イアン・マクドナルドのプロデュースによるデビュー・アルバムです。発売以来30年以上経つというのに、週に1回は聴いているアルバムです。しかし、私のマイ・ベスト10に入っているのとは裏腹に、通常のロック・ファンの認知度はかなり低め、というか、ほとんどが知らないといってもいいくらいです。ダリル・ウェイがカーヴド・エアー脱退後(代わりに加入したのは、あのエディ・ジョブソン)にジョン・エサリッジらと結成したウルフは、かなりの期待感を持って雑誌でも紹介されたんですけど73年という年が悪かったのかもしれません。73年というと、ピンク・フロイドの『THE DARK SIDE OF THE MOON』、キング・クリムゾンの『LARK'S TONGUES IN ASPIC』、マイク・オールドフィールド『TUBULAR BELLS』、ジェントル・ジャイアンツ『OCTOPUS』、ソフト・マシーン『6TH』など超ど級のプログレッシヴ・ロック・アルバムが発売された年でもあります。その中で、通常のロックファンの耳を捉えるのは至難の業だったのかもしれません。ジャケットも地味ですし、バイオリンだし、なんて、愚痴っぽくなりました。ついでに、同じ年生まれの不遇のアルバムにバジャー(イエスを首にされたトニー・ケイが結成)の『ONE LIVE BADGER』があります。これも、ジャズ・ロックやブルース・ロック的なアプローチがされた好アルバムです。

このアルバムの印象は、しっかりとしたテクニックに裏づけされた安定性と、バイオリンとギターの叙情性のある余韻といったところでしょうか?アナログではA面(� 銑ぁ砲�ヴォーカル・サイド、B面(�ァ銑А砲�インスト・サイドに分かれていました。CD時代になってから、こういう遊び(クィーンの2ndのブラックサイド、ホワイトサイドが有名かな?)がなくなったのはチョット寂しい気がします。A面ではウェイのバイオリンはチョットおとなしめでエサリッジのギターが八面六臂の大活躍。2作目以降とは違い、イアンのプロデュースによりプログレ色が強く出た作品です。特に�△覆匹魯�ング・クリムゾンのファーストに入っていても違和感がないくらいのヘヴィーなリフと中間の美しいメロディが印象的な曲です。
冒頭の�,蓮▲侫�ーカスにも通ずるような曲の展開でシャープなドラムと軽やかなギターが特徴です。��は、フォーク調の中にカンタベリー系の感じのする優しく語りかけるような曲です。間奏でのエサリッジのジプシー系?ギターが、甘い中にも緊張感をもたらしています。�い蓮▲轡鵐札汽ぅ供爾砲茲蠧海�れるふわふわ感のある歌で始まり、キレのあるアンサンブルを聴かせてくれるライトヘヴィーの曲。アナログではB面の冒頭にあたる�イ蓮▲ΕДい離丱ぅ�リンの凄さが堪能できる曲で、エサリッジのジャジーな超絶ギターも頑張ってます。それに負けまいとするシンセ、ベース、ドラムもすばらしい。爆発寸前で曲は終ります。�Δ蓮▲肇薀奪錨�なメロディを前後に、即興演奏的なパートが中間に配置された曲で、バンドの演奏力と構成力の高さを見せつけてくれます。最後の�Г蓮▲蹈奪�の歴史の中でもトップクラスの美しい名曲です。ヴィオラによる哀愁感漂うメロディ、それを的確に補佐する正確にリズムを刻むドラミングをはじめとして、すべての楽器がウェイの補佐役に回り曲を盛り上げます。

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