| ROCK STANDARD 057 EAGLES |
| ROCK STANDARDは、70年代を中心にロックに変革をもたらした名盤・迷盤を紹介しています |
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私は、どうもカントリー・ロックが好きみたいです。格別意識していたわけでもないのですが、休みの日などに引っ張り出して聴くアルバムにカントリー系の作品が多いのに気がつきました。先日も引っ張り出したのがジーン・クラーク(91年に他界)の『WHITE LIGHT』(1971)でした。と、いうわけで今回は、カントリー・ロックの集大成とも言えるイーグルスのファーストのご紹介です。この作品の6曲目は、そのジーン・クラークに捧げられた曲なのです。私にとってはイーグルス=バーニー・レドンということになるのですが、じつはB.レドンがディラード&クラークというブルーグラスのバンドにいた時代に作った曲なのです。そういうつながりで、というのが今回の紹介理由なのです。 まず最初にお断りから、この作品はカントリー・ロックおよびウエストコースト・サウンドを代表する作品でありながらイギリスで録音されたものです。しかも、メンバーにひとりもウエストコースト出身者がいないのです。メンバーは、60年代初頭からサイケやフォーク、ブルースなど最先端(?)の音楽の中心地だったカリフォルニアに憧れて集まってきた若者だったのです。デトロイト出身でボブ・シーガーとも旧友、L.A.に移った後J.D.サウザーとフォーク・デュオを組んでいたグレン・フライ。テキサス生まれでフェリシティ〜シャイロー(アル・パーキンスも在籍)というカントリー畑出身のドン・ヘンリー。まずは、この二人がリンダ・ロンシュタットのバックに参加します。その後、ネブラスカ生まれでリッチー・フューレーやジム・メッシーナとともにポコの結成に参加し、リック・ネルソン&ストーン・キャニオン・バンドにいたランディ・マイズナーとミネソタ州出身でディラード&クラーク〜コーヴェッツ〜フライング・ブリトー・ブラザーズで活躍していた名ギタリストでバンジョー奏者のバーニー・レドンの二人がバック・バンドに加わります。 しかし、このバック・バンドの実力を感じ取った彼らは、グループとしての独立を主張し、新興レーベルのアサイラム(D.ゲフィン)と契約します。D.ゲフィンは、彼らのマネージャーも兼ねており力の入れ様が違っていました。デビュー作はロンドンでの録音、プロデューサーは当時としては最高とも思えるグリン・ジョンズ(R.ストーンズ、ツェッペリン、ザ・フー、スティーヴ・ミラー・バンドをプロデュース)。ここに、カントリーを基調にしながらも湿り気がありロック色が濃くポップ性もある素晴らしい作品が出来上がる下地が整ったのでした。 アルバムは、G.フライとジャクソン・ブラウン(当時G.フライと部屋をシェアしていた)の共作でありウエストコースト・サウンドの代表曲でもあるデビュー・シングル(全米12位)で始まります。シンプルであるがゆえにメンバーの演奏力の高さが十二分に感じ取ることのできる爽やかなコーラスが印象的な作品です。後半のバンジョーも聴き物です。2曲目は、『呪われた夜』以降のイーグルスを髣髴とさせる作品で、イーグルス節ともいえるミステリアスな魅力を持った曲です。D.ヘンリーとB.レドンの共作でセカンド・シングルとして発売され全米9位にランキングされました。G.フライ作のヘヴィな3曲目に続いては、同じくGフライ作のスロー・テンポのカントリー・テイスト溢れる美しくやさしい作品。J.ブラウン作の5曲目は、フォーク・ロック的な作品ですが、ちょっとしわがれた声のD.ヘンリーがリード・ヴォーカルをとっているためロック色が濃く感じられます。6曲目は、前述したようにG.クラークに捧げられた作品です。カントリー特有の川の流れのようなメロディが印象的な曲で、心を洗ってくれます。R.マイズナー作の7曲目は、力強いマイズナーのヴォーカルが印象に残るミディアム・テンポの作品。B.レドンお得意のバンジョーが活躍する8曲目は、レドンとマイズナーの共作。跳ねるようなバンジョーの音とヘヴィーな演奏のアンサンブルが楽しめる作品です。J.テンプチン作でサード・シングル(全米12位)として発売された9曲目は、爽やかな上にも爽やかな作品で、つい口ずさんでしまうことさえある大好きな曲です。最後は、R.マイズナーの作。アルバムの中では一番ロック色が強く出たヘヴィな作品。メンバーの中では一番おとなしそうな感じのするR.マイズナーですが、�Г箸いき�といい人は見かけによらないものです。 |