| ROCK STANDARD 042 BLACKMORE'S RAINBOW |
| ROCK STANDARDは、70年代を中心にロックに変革をもたらした名盤・迷盤を紹介しています |
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70年代の中期から後期にかけてハード・ロックの系譜を守り80年代のニュー・ウェーヴ・オブ・ヘヴィ・メタルのブームを作る原動力になったのはディープ・パープルの残党?によるところが大きいと思います。ホワイトスネイク、ギラン、そしてレインボウ。そのレインボウの最高傑作でありハード・ロックの永遠の名盤といわれるのが、この第二作です。しかも、ハード・ロックは、ここまで進化できるのかと思ったりもしたのでした。A面はキャッチーなナンバーですが、B面はスピーディーでめまぐるしく変化する大曲2曲のみで構成されておりプログレ・バンドもあせったことでしょう。スペイシーでありながら中世的な美しいメロディ・ラインを持つ様式美的ハード・ロックは聴いていて胸がスカッとするものです。 前作では中音域に集まりがちで手数の少ないドラミングが妙に軽く感じましたが、この作品から新ドラマーとして第二期ジェフ・ベック・グループで鮮烈なデビューをしたコージー・パウエルが加入しています。しかも、ベース、キーボードもメンバーが入れ替わりパワー・アップしています。それが原因だったかどうかは分かりませんが、前作ではスローなナンバーとミディアム・テンポのナンバーが半数を占めていましたが、この作品ではワイルドな展開のハイテンションなアップ・テンポのナンバーがほとんどです。とくに、コージー・パウエル等の参加は、曲の展開に対するリッチーの欲求不満を解消させたように思えます。まるで吹っ切れたかのように楽しく走り回るリッチーのギターは最高です。 アルバムは、スペイシーなシンセサイザーで幕を開けます。次第に近づいてくるギターとベース音、そしてヘヴィなドラムによって様式美ハード・ロックの祭典の始まりです。力強さと美しさを合わせ持つ名曲です。リッチーの中世的なイメージにぴったりの題名も気に入っています。2曲目は、リフを生かしたパープル・スタイルの作品で、ディオの歌唱力の高さが十分に発揮された曲です。3曲目もリフとフレーズの繰り返しで構成されている作品ですが、リズミカルでタイトな演奏が爽やかさすら感じさせてくれます。感想のリッチーならではのソロもうれしいかぎりです。4曲目は、ハードなR&Rタイプの作品ですが、途中で調子が変わったりと凝った作りのドラマティックな曲です。 2曲の大作で構成されるアナログではB面に当たる�イ鉢Δ脇韻献灰鵐札廛箸砲茲蟶遒蕕譴討い泙后I饌罎魯┘献廛函↓イ任呂修諒薫狼い鮠�し出すためにオーケストラが導入されていていますが、そのセンスも抜群だし効果のほうも絶大です。間奏部のリッチーのソロの中近東を意識したフレーズにも感服します。最初から最後までギター、ベース、ドラムにキーボードが走り回る�Δ蓮▲僉璽廛訶�対位法による表現やキーボードとギターのユニゾンなど速い展開の中にもしっかり計算された演奏が楽しめる作品です。激しい演奏に負けないディオのドラマティックなヴォーカルも必聴に値します。 聴き応え十分の作品ですが、特にお勧めしたいのは大地を揺るがすような今は亡きコージー・パウエルのドラミングです。ハード・ロックのドラムをたたかせたらロック界で最高だと他のミュージシャンが絶賛したドラミングは、永遠に不滅なのです。 |