ROCK STANDARD  033 JOHNNY WINTER
ROCK STANDARDは、70年代を中心にロックに変革をもたらした名盤・迷盤を紹介しています
JOHNNY WINTER(1969)


  1. I'M YOURS AND I'M HERS
  2. BE CAREFUL WITH A FOOL
  3. DALLAS
  4. MEAN MISTREATER
  5. LELAND MISSISSSIPPI BLUES
  6. GOOD MORNING LITTLE SCHOOL GIRL
  7. WHEN YOU GOT A GOOD FRIEND
  8. I'LL DROWN IN MY TEARS
  9. BACK DOOR FRIEND
  • JOHNNY WINTER : LEAD GUITAR, SLIDE GUITAR, HARP, VOCALS
  • "UNCLE" JOHN TURNER : PERCUSSION
  • TOMMY SHANNON : ELECTRIC BASS
GUEST
  • WILLIE DIXON : ACOUSTIC BASS��
  • WALTER "SHAKEY" HORTON : HARP��
  • KARL GARIN : TRUMPET��
  • STEPHEN PALPH SELSIK : ALTO SAX��
  • A.WYNN BUTLER : TENOR SAX��,��
  • NORMAN RAY : BARITONE SAX��
  • EDGAR WINTER : PIANO��,ALTO SAX��
  • KARL GARIN : TRUMPET��
『100万ドルのブルース・ギタリスト』、キャッチ・コピーがあまりにも有名なブルース魂迸るジョニー・ウインターのファーストです。実際にはCBSとの契約金は30万ドルらしいのですが、新人としては異例の金額での争奪合戦。70年ころだったでしょうか、実際にレコードを聞くまでは雑誌の写真でしか見たことがなかったので、アルビノとは知らず銀髪のホラー映画の主人公のようなイメージしか持っていませんでした。実際、音を聞いたときの感動とかっこよさは、いまだに忘れません。

金ぴかの仏像のようにきらびやかな派手さはないものの、金箔が剥げ落ち漆が露出した仏像のような存在感、聴衆を力で圧倒するのではなくいつまでも印象に残るタイプのギタリストだと思います。アルバムによってはハード・ロック寄りの作品もあるにはあるのですが、出発点がブルースだったせいかロックの範疇に入れてもらえないのが実情です。謀出版社の『ロック・ディスコグラフィ』には弟のエドガー・ウインターとともに掲載されておりません。せめてエドガー・ウインターだけでもと思っているのですが。

豪快なリフが印象的なナンバーでアルバムはスタートします。左右に分かれて演奏されるストレートなギター・サウンドが耳に心地よい作品です。2曲目は、やっぱりねというようなお決まりごと?のスロー・ブルース、わくわくする長めのソロが楽しめるナンバーです。またまたお決まりのような3曲目は、アコースティック・ギターのスライドギター一本による弾き語り。ここまで聴いただけでドップリブルースに浸かってしまいます。ギタリストとしての素質だけでなく、ブルース・ヴォーカリストとしての素質も十二分にあるところを見せつけてくれます。4曲目もブルースのスタンダードなスタイルといえるブルース・ハープをフィーチャーしたナンバーです。

アナログではB面の1曲目になる�イ蓮↓‘瑛佑縫好拭璽箸鮠�るに相応しいハードなブルース。全体的にいえることですが、乾いたドラムの音が印象的で大きな音で聴くと小さなライヴ・ハウスにいるような錯覚を覚えます。6曲目は、スタンダード・ナンバーですがホーン・セクションを加えたアレンジがなされており、参加している弟のエドガー・ウインター的なアプローチの曲に仕上がっています。7曲目は、再びアコースティック・ギターによるスライド奏法。スムースな流れるようなギター・ワークが重たさを感じさせることなく爽快な気分にさせてくれます。8曲目は、エドガーのアルバムに入れてもおかしくないようなムーディーな曲です。R&B、モータウン・サウンドともいえる甘い曲に仕上がっています。9曲目は、エレキによるスライド奏法をフィーチャー、ブルース・ハープもがんばってますが心臓の鼓動のようなドラムの音が印象的です。

「弾けばフレーズの泉沸く!」(だいぶ古いかな^^;)とでもいうようなイマジネーション豊かなギターが堪能できる名盤です。3作目からはリック・デリンジャー率いるマッコイズと合流し、ジョニー・ウインター・アンドを結成。R&Rを中心にしたポップさが受けて人気急上昇。そのライブ・アルバムも必聴盤です。

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