ROCK STANDARD  020
EDGAR WINTER'S WHITE TRASH
ROCK STANDARDは、70年代を中心にロックに変革をもたらした名盤・迷盤を紹介しています
WHITE TRASH(1971)

01 GET IT EVERYTHING YOU GOT
02 FLY AWAY
03 WHERE WOULD I BE
04 LET'S GET IT ON
05 I'VE GOT IT NEWS FOR YOU
06 SAVE THE PLANET
07 DYING TO LIVE
08 KEEP PLAYIN' THAT ROCK'N'ROLL
09 YOU WERE MY LIGHT
10 GOOD MORNING MUSIC

EDGAR WINTER : Celeste, Keyboards, Sax (Alto), Vocals, Main Performer, Organ, Piano
GEORGE SHECK : Bass
JOHNNY WINTER : Vocals, Guitar, Harmonica
BOBBY RAMIREZ: Drums
FLOYD RADFORD : Guitar
MIKE McCLELLAN : Vocals, Trumpet
JON SMITH : Saxophone, Sax (Tenor), Vocals
JERRY LACROIX : Harp, Saxophone, Sax (Tenor), Vocals, Harmonica
RICK DERRINGER : Vocals, Producer, Guitar
ほとんど雑誌で紹介されることはないのですが、正にアメリカン・ロックを代表する歴史的名盤です。後に、エドガー・ウインター・グループとして「フランケンシュタイン」という全米ナンバーワンヒットを発表したのですが、紹介される事が少ないというのは不思議です。もちろん、当時の雑誌には掲載されていましたし、ライヴの模様なども写真で紹介されたりもしていました。ロックの仲間に入れてもらえないのかなぁ。

100万ドルのブルース・ギタリストとしてCBSからデビューしたジョニー・ウインター、その実弟であるエドガー・ウィンターを中心にしたこの大所帯バンドは、ブルースの申し子といわれた兄とは違い、ブルースをべースにしながらも、そこにR&B、ソウル、ゴスペルといった音楽を巧みに取り込みジャズのエッセンスを加味するという洒落た音が特徴のバンドです。特に、リード・ヴォーカル、テナー・サックスのジェリー・ラクロアの存在が、このアルバムの印象をR&B、ソウルへと導いていると思います。一口で言えば、『アメリカ』ということになるのでしょうか。それに、この作品からプロデュースを担当する事となったリック・デリンジャーの存在も忘れてはいけません。

歪んだギターのリフに叫び声、そこに現れる切れのいいホーン・セクション。ファンキーな曲でアルバムは始まります。歪んだベースに被さるホーン・セクション、そこに突然サックスのソロ。ビッグ・バンドがR&Bを演奏しているかのごとくドラマチックにファンキー・パーティーは進んでいきます。2曲目は、ピアノの演奏とゴスペル隊をバックに歌い上げられるバラード。ここで既に、参ったー。かっこいい、今の言葉だとCOOL!でしょうか。3曲目は、ビッグ・バンド風のイントロで始まります。初期のブラス・ロック・バンドだった頃のシカゴをほうふつとさせる曲ですが、シカゴとの違いはゴスペル、ジャズ色を強く出している点でしょう。4曲目は、リズムの変化が楽しいラテンを取り入れた曲で、間奏のブルース系のギターやブルース・ハープが妙にマッチしています。サンタナとは一味違ったラテンの取り入れ方で大好きな曲です。5曲目は、力強いブルース・ナンバー。ホーン・セクションがセクシーに迫ってくれます。 ホンキー・トンク調の�Δ蓮▲丱鵐匹遼槊糧�揮といったところでしょうか。 7曲目は、ストリングスの導入で、いやがうえにもムードが盛り上がる生死について歌われるバラード。小気味の良いロックン・ロール・ナンバーの�┐紡海い董▲好蹇爾福Ε淵鵐弌爾劉�、音楽に対する敬愛を歌ったクールな��でアルバムは幕を下ろします。

このアルバムから、エドガー・ウインターの快進撃が始まります。元々はマッコイズというバンドでアイドル的な存在だったリック・デリンジャーとの出会いが、エドガー・ウインターに転機をもたらしたのは言うまでもありません。この後のエドガー・ウインター・グループからは、ロニー・モントローズやダン・ハートマンといったメンバーが活躍する事になります。

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