ROCK STANDARD  010 JEFF BECK GROUP
ROCK STANDARDは、70年代を中心にロックに変革をもたらした名盤・迷盤を紹介しています
ROUGH AND READY(1971)


01 GOT THE FEELING
02 SITUATION
03 SHORT BUSINESS
04 MAX'S TUNE
05 I'VE BEEN USED
06 NEW WAYS TRAIN TRAIN
07 JODY


BOB TENCH : Vocals
JEFF BECK : Lead Guitar
CLIVE CHAMAN : Bass Guitar
COZY POWELL : Drums
MAX MIDDLETON : Keyboards
 災い転じて福となす。69年に交通事故の会いカーマイン・アピス、ティム・ボガートらとのグループ結成がおじゃんになったおかげで世に出た歴史的名盤の紹介です。冒頭のことわざは、ジェフのこともありますが聞き手である私のことなんです。交通事故からの復活第1弾のアルバムが、こんなにもすばらしいなんて。クロスオーヴァー・ブームの到来まで2年あまりあるというのに、ここまでクロスオーヴァーしてしまっていいのでしょうか。
 第2期ジェフ・ベック・グループ(ロッド・スチュアート、ロン・ウッド在籍が第1期)の構想で最初から決まっていたのはコージー・パウエルのみ、ボーカリストの変更はあったものの71年春になってようやく残りのメンバーが決定。余談ですが、最後に決まったメンバー3人は、JBG解散後にハミングバードというJBGを踏襲したようなファンキーなバンドを作ります。

 しかし、これに影響を与えた作品があるのを忘れてはいけません。それは、なんとジャズの作品なのです。マイルス・デイヴィスが1970年に発表した2枚組の大作『BITCHES BREW』が、その作品です。当時のジャズには珍しかった16ビートを多用しファンキーなジャズを展開しています。また、エレクトリックにこだわっている点も特筆に価するのではないでしょうか。

 あまり説明にならないので使いたくない言葉ですが、このアルバムは何度聴いても「ご機嫌」なアルバムです。コージー・パウエルとクライヴ・チャーマンによってパワフルなビートを、マックス・ミドルトンによってジャズを、ボブ・テンチによりファンクを獲得したジェフが、今までに聴いた事のないロックを想像してくれた事に感謝です。

 アルバムは、16ビートのファンキーな�,�ら始まります。ここでもうノックアウトです。間奏のミドルトンによるジャジーなピアノや走り回るジェフのギターがたまりません。ボブ・テンチのファンキーな歌をフィーチャーした�△蓮▲魁璽検次Ε僖Ε┘襪里垢个蕕靴ぅ疋薀爐�聴きものです。手数は多くないものの曲に安定感を与えています。のりのりの��を経てクライマックスの�い悄�このインスト曲を聴くと『BLOW BY BLOW』の原型は、既に出来上がっているとしか思えません。�イ蓮▲悒凜�ーなベースがイカスナンバーです。こんなに凄いリズム隊は、他にはいないだろうと思える�Α�こんなのびのびしたジェフは、なかなか見れ?ません。�Г蓮▲好院璽襪梁腓�な歌入り『BLOW BY BLOW』という感じです。このメンバーの持っている違った特徴が一つにまとまってドラマチックな展開をします。

 全体を通して、マックスミドルトンの存在が大きい気がします。この味付けにより一種の安心感を聴き手に与えてくれているように思えます。発売後、30年以上経ってしまいましたが、いつまでも色褪せない名盤です。

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