| ROCK STANDARD 002 ALICE COOPER |
| ROCK STANDARDは、70年代を中心にロックに変革をもたらした名盤・迷盤を紹介しています |
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ショック・ロッカーと呼ばれたアメリカ版グラムロック・スター「アリス・クーパー」の名盤です。ちなみに、この当時は、個人の名前ではなくグループの名前です。 このアルバム、ジャケットの表はニシキヘビの皮でできた財布(もちろん印刷ですが)、見開きのアルバムを開くとブラックユーモアに富んだ絵柄の10億ドル札。洒落ているんですが、よく考えると怖くなる絵柄です。曲よりも過激なステージで有名になりましたが、コンセプトアルバム創りにかけては超一級です。曲の美しさは言うに及ばず、ウィットの効いた痛烈な歌詞も一級品です。曲のよさを証明する事実として最もわかりやすい証拠は、ポップスベスト10というラジオ番組で、当時のヒットメイカーだったカーペンターズやシカゴといったグループとトップ3を争っていたというのがあります。1曲ずつもすばらしいんですが、アルバムを通して聴いてこそアリスの良さは理解できると私は信じています。 舞台の幕開けを告げるような「Hello Hooray」に始まり、かなり過激な歌詞の�◆�大統領選挙を皮肉った��、タイトル曲でありアリスの最高傑作といってもいい�い覆鼻∈能蕕�らアリスの世界に引き込まれていきます。シングルヒットもした軽快なロックンロール�Δ覆疋丱薀┘謄�ー豊かな曲が続き、ギロチンがステージに登場する事で有名になった最後の��で幕が降ろされます。 17世紀の魔女アリス・クーパーの生まれ変わりであると公言するヴィンセント・ファーニア(アリスの本名)は、プロデューサーのボブ・エズリンとの出会いを転機にスターへの道を歩いていくことになりますが、この作品の前に彼がプロデュースした2作目『KILLER』、3作目『SCHOOL'S OUT』もシリアスな歌詞と緊張感のある演奏が楽しめる名盤です。 コンセプトアルバム制作がやっと主流になりつつある時代、ライブまでも含めて(ライブを念頭においていたのかな)トータルな作品にしてしまったのはアリス・クーパーの他にはいないと思います。そういう意味では、ROCK STANDARDとして外すわけには行きません。 以下は、ワーナー50周年特設サイト内 「ワーナー万歳!お世話になりました」に掲載された文章です。 『ロックの缶詰! 今年で60歳、まだまだ現役のアリス・クーパーが73年に発表したロック界を代表する作品です。当時の音楽雑誌に掲載されるライヴの写真は、かなりショッキングでエログロかったためグラム・ロックの系列に入れられてはいたもののショック・ロックという固有名詞がついたほどです。 まずはそのヴィジュアル面、ステージに負けないインパクトのあるお金の貯まりそうなニシキヘビの三つ折財布ジャケット、アリスと同じ隈取をした赤ん坊がなんとも不気味でかわいらしい。そしてジャケットを開くと内ジャケには10億ドル札が入っているというオシャレな仕掛けになっているのです。完全復刻紙ジャケが待ちどうしい一品でもあります。 そして内容はというと、ジャケットに負けず劣らず凄いものです。一言で言うなら『おもちゃの缶詰』ならぬ『ロックの缶詰』。ステージの開幕を告げる「ハロー・フレイ」に始まり、当時の私には過激すぎる内容だった「レイプト・アンド・フリージン」、大統領選挙を皮肉った「アリスは大統領」、タイトル曲の「ビリオン・ダラー・ベイビーズ」、痛快なR&Rの「ノーモア・ミスター・ナイスガイ」など緻密な計算のもとに練り上げられた珠玉の名曲の数々が素晴らしい演奏力とアレンジでハードにポップにゴージャスに迫ってくれます。 日本でもシングル・ヒットはあったものの、アルバムとしての評価はいまいちだったのではないでしょうか。アメリカでは、カーペンターズやシカゴなどにも負けないでナンバー・ワンを見事に獲得したアルバムです。』 |