| ROCK STANDARD 001 PINK FLOYD |
| ROCK STANDARDは、70年代を中心にロックに変革をもたらした名盤・迷盤を紹介しています |
01 ATOM HEART MOTHER a.Father's Shout b.Breast Milky c.Mother Fore d.Funky Dung e.Mind Your Throats f.Remergence 02 IF 03 SUMMER '68 04 FAT OLD SUN 05 ALAN'S PSYCHEDELIC BREAKFAST a.Rise and Shine b.Sunny Side Up c.Morning Glory |
ピンク・フロイドの代表作といえば『Dark Side of The Moon』ということになるのでしょうが、レコードのA面すべてを使った作品が、この後のプログレッシヴ・ロックの定番的な手法になる事を考えると歴史的な意味があると思います。 サイケデリックかつアンダーグラウンドの象徴のような存在だった彼らにシド・バレット脱退後初めて商業的にも音楽的にも成功をもたらした作品でもあります。この時代は、プログレッシヴだとかハード・ロックだとかのジャンル分けも確立していない時代でしたので単純にパープル好き、フロイド好きという表現を中学生の間ではしていました。そのせいで、ジャンルに関係なく気に入ったレコードを購入するという現象があって、若いリスナーもロックの発展と一緒に成長していったのではないでしょうか。 この『原子心母』は、フロイドにとって初のセルフ・プロデュース作品であり、全英1位(全米55位)を獲得した作品でもあります。アナログでのA面は�,里澆嚢柔�されており、現代音楽、オーケストラ、コーラスなどを取り入れた壮大なロック・シンフォニー。デヴィッド・ギルモアの思いつきをメンバーと英国の前衛音楽家であるロン・ギーシンが大作にまで組み上げていったのです。B面はフォーク色の強い構成になっています。�△蓮▲蹈献磧次ΕΕ�ータース作で『狂気』の原曲なのでは、と言われている作品。��は、D.ギルモア、�い蓮▲螢奪�・ライト作で最後の組曲はメンバー全員による作品となっています。 シド・バレットの脱退により芸術家肌のロジャー・ウォータースが主導的立場に立ちポップ化が進み、ほぼフロイドの音楽が完成したといっても過言ではないでしょう。まだまだデイヴィッド・ギルモアのギターによるフロイド節が炸裂とまではいっていませんが、ちらほらと見えています。A面の作品は、映画音楽をいくつか手がけてきた影響もあるのでしょう。クラシカルな要素が強く出ており、オートバイなどの効果音の使い方や曲構成にそういう影響が感じられます。 イエスといえばロジャー・ディーンですが、ピンク・フロイドといえばヒプノシスです。このアルバムもデザイン集団ヒプノシスの手になるものですが、なんと!魅力的なおしりをこちらに向けている牛には名前があるのです。名前は、ルルベル3世。しかし、肝心のアルバムにはバンド名もタイトルもないのです。邦題の『原子心母』は、当時の東芝音楽工業の洋楽担当だった石坂敬一ディレクターによるもので、直訳しただけでこれだけプレグレッシヴな題名になってしまうなんて石坂さんの感性はすごいですねぇ。ちなみに英タイトルは、心臓に原子力で動くペースメーカーを埋め込んだ妊婦の新聞記事の見出しからということですので、こちらも直感的なネーミングだったんですねぇ。 |