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ロックにとって最も重要だと言える1969年、このロック変革の年にも多くのバンドが、コンサート、レコードデビューをしています
ロックの歴史に欠かす事のできない1969年の名盤とデビュー作を集めてみました


1969年にデビューしたグループ・歴史的名盤

主な出来事

3月
立て続けにヒットを飛ばしていたドアーズのジム・モリソンがマイアミ公演での行為により猥褻罪に。
12日、ポール・マッカートニーがリンダと結婚。20日、ジョン・レノンがオノ・ヨーコと結婚。その後、平和キャンペーンの一環として「ベッドイン」を行う。
アル・クーパー脱退後のB.S.&T.が発表した「B.S.&T.」がグラミー賞の最優秀アルバムに輝く。

5月
ザ・フーがロックオペラ「トミー」を発表。キンクスも「アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡」を発表。どちらもロックオペラの代表作。

6月
フェスティバル・シーズンの幕開けとしてカリフォルニアでニューポート69が開催される。出演は、CCR、スリードッグナイト、ジョニー・ウィンター、ラスカルズ、バーズ、ジェスロタルなど。
ブラインドフェイスハイドパークでコンサートデビュー。
ブライアン・ジョーンズがストーンズを脱退、ミック・テイラーが加入。

7月
6月にストーンズを脱退したブライアン・ジョーンズが水死体で発見される。大量のアルコールと麻薬摂取が原因。

8月15~17日
愛と平和をテーマに「ウッドストック・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」が開催される。ロック史上最大のイベントであるのはもちろん映画にもなった。参加メンバーは、デビューしたばかりのグループなどが多く、これを契機にブレイクしていく。出演は、サンタナ、ジョー・コッカー、テン・イヤーズ・アフター、ザ・フー、ジェファーソン・エアプレイン、ジミ・ヘンドリクス、スライ&ファミリーストーンなど。CSN&Yは、翌年の「デジャヴ」の中で「ウッドストック」を発表。

8月29、30日
イギリスのワイト島で「ワイト島フェスティバル」が開催される。ザ・バンドを従えてのボブ・ディランのステージが20万人の動員を記録し話題になる。

9月
トロント・ロックンロール・リヴァイヴァル・ショーに、エリック・クラプトン、プラスチック・オノ・バンドとともにジョン・レノンが登場。
イアン・ギラン、ロジャー・グローバーを加えた第2期パープルがロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラと共演。
ビートルズが実質的には、ラストアルバムとなる「アビーロード」を発表。そのアルバムジャケットのポールが裸足だったため死亡説が流れる。

10月
ローリング・ストーンズのハイドパークでのコンサートの前座としてキング・クリムゾンが登場。「クリムゾン・キングの宮殿」を発表し、プログレッシヴ・ロック・ブームに火を点ける。

11月
ジェフ・ベックが自動車事故で重症、カクタスのメンバーたちとのグループ結成の話が流れる。

12月
アメリカツアー中のストーンズがカリフォルニア、オルタモント・スピードウェイにて急遽フリーコンサートを実施。彼らの演奏中にピストルを持ってステージに近づいてきた黒人青年を警備をしていたヘルス・エンジェルスのメンバーが刺殺する事件が発生。「オルタモントの悲劇」としてロック史上に汚点を残す。これ以後、フェスティパルの規模も縮小化をたどることとなる。。
レッド・ツェッペリンがセカンドアルバムを発表。ヒットチャートをにぎわす。

KING CRIMSON/In The Court of The Crimson King
プログレッシヴ・ロックをロックのもっとも進んだ形態として一般に知らしめた名盤。狂気の中の美の追求が「20世紀の精神異常者」「エピタフ」などにより繰り広げられる。デビュー作品で、これほどのインパクトを世界に与えた作品は後にも先にもこの一枚だけ。
BLIND FAITH/Blind Faith
E.クラプトン、G.ベイカー、S.ウィンウッド、R.グレッチによるスーパーグループの元祖的存在。前評判が凄く、メンバーがスーパーなわりには音のほうが以外にオーソドックスだったため酷評されたが、ロックビジネスの確立と言う点からすればスーパーなアルバムではなかろうか。
LED ZEPPELIN/Led Zeppelin Ⅱ
ハードロック、ヘビィメタルの聖書ともいえる、様式美ハードロックの古典。ブルースをベースにしながらも様式美を確立した「胸いっぱいの愛を」、ブルースの解釈を発展させた「レモンソング」など、ツェッペリン・サウンドの完成が見られる。
THE WHO/Tommy
アルバムを作る側と聴く側に革命をもたらした歴史的名盤。トータル・コンセプトアルバムとしてはビートルズが先だけれども、明確なコンセプト(三重苦の少年トミーの人生)の話とともに曲が流れていくというダブルアルバムとして、史上初のロックオペラを創り上げている。
TEN YEARS AFTER/Ssssh
ウッドストックフェスティバルの名演がアメリカで話題になった年に発表された第4作。超早弾きギターのアルヴィン・リーを中心にブルース・ロックを追及していたグループが到達した形がこの作品。ギターも早弾きだが、ベースのレオ・ライオンズも早弾きです。収録時間が32分は、短すぎるぞ。と文句を言いたいほどの名盤。
JEFF BECK GROUP/Cosa Nostra Beck-Ola
第1作ではゲストだったニッキー・ホプキンスをメンバーに迎えて発表された第2作。第1作に続き、ベックとスチュアートのスリリングな駆け引きも最高ながら、ホプキンスの影響(ピアノをフィーチャーした「ガールフロム・ミルバレー」は美しい)が随所で良いアクセントになっているし、インストナンバー「ライスプディング」も最高。
DAVID BOWIE/Space Oddity
スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」に影響を受けて発表された作品。正式には、ボウイの第1作ではないが、その後のボウイとしては原点的なアルバム。グラム・ロック=ユニセックス的なイメージというのはボウイからだったような気がする。
SPOOKY TOOTH/Spooky Two
後にソロで活躍するゲイリー・ライトやモット・ザ・フープル、ハンブル・パイで活躍するメンバーからなるバンドのセカンド。重厚なサウンドとクラシックの融合は、今聞いても古臭さを感じさせない。手に入り易いベスト盤などは、ぜひ手元に置きたい一枚です。ジャケのデザインもすてきです。
HUMBLE PIE/As Safe as Yesterday Is
スモール・フェイセズのスティーブ・マリオットとハードのピーター・フランプトンのティーエイジャーのアイドルが結成したバンドの第1作。インパクトはまだまだだが、アイドルからの脱却を目指している若々しさが感じられる好アルバム。
YES/Yes
フォークロック的なアプローチの要素が強いデビュー作。ビートルズやバーズの曲をとりあげ、美しいコーラスなどでイエス風フォークロックにアレンジして聴かせてくれます。イエスの原点が垣間見れる作品です。
FREE/Tons of Sobs
独特の唄いまわしのポール・ロジャース、太くも繊細なポール・コゾフの泣きのギター、サイモン・カークの重たいドラム、当時まだ17歳だったベースのアンディー・フレイザーのデビュー作。既にフリー流ブルースが完成しつつあるのは恐ろしい限りだ。
ALLMAN BRO. BAND/Allman Brothers Band
ツイン・リード・ギターにツイン・ドラムというサザンロックの独特のバンド編成で発表された衝撃のデビュー作。デュアン・オールマン的ブルースの解釈が、とてつもなくすばらしい。この後、全世界がアメリカ南部に注目するようになるのもうなずける歴史的名盤。
AL KOOPER/Live Adventure
C.C.R./Willie and The Poor Boy
第4作目にして彼らの最高傑作に推す人の多いアルバム。ブルース、カントリー、ジャグなどアメリカンルーツロックの集大成的なアルバム。コンセプト仕立てになっておりCCR版「サージェント・・・」とも呼ばれた。一気に時間が過ぎてしまいます。
GREATFUL DEAD/Live Dead
ジェリー・ガルシアのブルージーなギターを堪能できるライブアルバム。特に、23分にもおよぶインプロビゼーションによる「ダーク・スター」は歴史的名演。
CHICAGO/Chicago Transit Authority
B.S.T.に始まったブラスロックと社会風刺を見事に融合させた傑作。ジャズ寄りのサウンドは、キレがあり、またメロディアス。最高のアンサンブルが堪能できます。後にAOR化してしまうサウンドからは想像もできないほど活力と自信に満ちた音です。
CROSBY STILLS & NASH/C.S.& N.
アメリカにおけるスーパーグループ(英はブラインドフェイス)の誕生と騒がれたCSNのファースト。期待が大きかっただけに発売当時は賛否両論でしたが美しいハーモニーとアコースティカルなサウンドは、その後のウェストコーストサウンドの基本になった。
GRAND FUNK RAILROAD/On Time
ハードロック=大音響ということを定説化してしまったGFRのデビュー作。とても3人で演奏しているとは思えない重厚なサウンドは、まさしくアメリカンハードの先駆者と呼べるものです。西部を駆ける荒馬のようなド迫力です。
BOZ SCAGGS/Boz Scaggs
スティーブミラーバンドから独立し、デュアン・オールマンのサポートで発表したデビュー作。AORではありません。ブルースを歌うボズ・スキャッグスです。彼の原点がブルースにあることをわかってやりましょう。デュアンのギターも聴けるお買い得の一枚です。
JOHNNY WINTER/Johnny Winter
一人でギターを弾きまくり、歌も唄っちゃう。痛快ブルースアルバム。契約金の異常な高さから百万ドルのギタリストと呼ばれたギターはもちろん、曲ごとに多彩なアレンジがなされ一本調子にならない工夫が随所に見られるセンス溢れる傑作です。弟のエドガーもいいサポートをしています。
THE FIFTH AVENUE BAND/The Fifth Avenue Band
ウェスト、イーストコースト両方のやさしさと力強さを兼ね備えた傑作アルバム。グループは、この一枚のみで解散しますが、メンバーは多方面で活躍。30年以上経った今でも古臭さを全く感じません。アメリカンルーツロックの博覧会的作品です。
THE FLYING BURITO BRO./The Flying Burito Brothers
バーズを脱退したG.パーソンズとC.ヒルマンが結成したカントリーロックバンドのデビュー作。カントリーとR&Bを基本に、バーズで成しえなかったカントリーロックの完成を実現させた記念碑的作品でもあります。
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