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社会人ひよこ時代(演歌からニューミュージックそしてロックへの回帰)
さあ、社会人。これからは自分で稼いだお金でレコードをと思っていたら、怠惰な大学時代を送っていたために疲れきる毎日。レコードを聴いているうちに寝てしまう毎日が続きます。世の中はニューミュージックブーム、スナックで歌われる曲も演歌からニューミュージック中心へと変化していきました。酒と歌の日々を送っていた私も当然ニューミュージックへ傾倒。アルフィーなどを声高らかにうたっておりました。
しかし、またもや転機か訪れます。レンタルレコードの進出によりレコードを聴く機会が増加してしまったのです。そうなるとやはり借りるレコードはロックになります。パンク・ブームも終焉を迎え、ニューロマンティックの波が押し寄せようとしている中、せっせとレコードを借りては録音する日々が、これまでの遅れを取り戻すかのように続きます。メジャーなグループが解散しロックに興味を失いかけていた80年前後、レンタルレコードの隆盛でなんとか興味を失わずにすみました。
そしてついに、CDの発売へ。これもまた私にとってロックに戻るきっかけを与えてくれたもののひとつです。
社会人雛鶏時代(演歌からニューミュージックそしてロックへの回帰)
CDの発売により、すでに発売されていたレコードがデジタル化されCDとして再発売されるようになっていきます。私も、やっとこさ買ったCDプレーヤーを活躍させるべく少しずつではありますが今まで買えなかったレコードをCDとして買うようになります。
そうなると、中古販売のレコード屋にも中古CDが並ぶようになってきます。買うことのできなかった70年代のレコードへの思いが一気に爆発してしまいロックへの思いが加速していきます。しかし、広島、大阪、名古屋、静岡、神奈川、茨城と続く転勤の日々によりCDを買う気力はあるものの肝心のお金に余裕が無くなり、なかなか思ったように収集できません。
社会人親鶏時代
80年代もあと数年になったときに結婚し、ますますお金に余裕がなくなってしまいます。最初の子どもが生まれたときに四国の松山へ転勤。このままロックへの思いは尻すぼみになるかと思われましたが、この転勤により又転機が訪れます。すでに10年近い営業マンとしての経験は、松山でも洋楽ロックを中心に販売しているレコード屋の親父(現在は廃業)と仲良しになるという離れ業を実現させたのです。
当然、そのレコード屋は中古のCDも扱っているわけで、欲しいCDをかなり安く手に入れる方法を掴み取ったのでありました。
こうして、1990年代は、私にとって怒涛のCD収集の時代となっていきます。それと同時に欲しかったアナログにも手を出してしまい、
収納に苦労するほどのレコードとCDが集まってしまいました。満足度は増すばかりでしたが、過去のレコードやCDのリイシュー盤が次々に発売されるようになった90年代後半、一体何種類の同じCDを買えばいいのか疑問を持つようになってきました。一応、少しではありますがお金に余裕ができてきた40歳代の人間としてこれ以上の買い物が無駄ではないのだろうかと不安に駆られております。
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